11月23日(日・祝)、華やかな照明が降り注ぐベストボディ・ジャパンが主催する『モデルジャパン2025日本大会』のステージ。ミス・モデル部門レディースクラスに出場した元SKE48の水埜帆乃香(みずの・ほのか/30)さん。堂々としたウォーキングで観客を魅了し、TOP10入りを果たした。
【写真】元SKE48・水埜帆乃香さんが魅せた日本TOP10ボディ

離婚を経て育児最優先の日々から、自分をもっと好きになれる生き方を取り戻す
すらりと伸びた手足に、しなやかな筋肉がついた美しいボディライン。トレーニングを始めたきっかけは、海外モデルへの憧れだった。「ケンダル・ジェンナーのような身体になりたい」という思いで2025年6月からジムに通い始め、そして水埜さんに心の変化が現れた。
「離婚を経験してから、生活環境も大きく変わって、改めてこれからの人生を考える時期でした。悩んでいた時期にトレーニングを始め、身体が変わっていくうちに、気持ちが前向きになりました。『もっと自分を好きになれる人生を歩みたい』と思えるようになったんです」
母になり育児を優先してから、自然と自分に集中する時間が減っていたという。
「ただ毎日が慌ただしくて、自分のペースを忘れていたんだと思います。今は、育児と両立しながらトレーニングをすることで、『私ってこんなに頑張れるタイプだったな』と昔の前向きな自分を思い出し、心も身体もコンディションが整っていきました」
自分の身体と向き合う時間は、自分らしさを取り戻すためのエネルギーに変えてくれた。水埜さんにとってコンテストへの挑戦は、単なるボディメイクではなく、新しい人生のステージを切り開くスタートラインでもあった。
母として、一人の女性として。楽しむことで生まれた好循環
シングルマザーとして幼い子どもを育てながらの挑戦。多忙な日々だったが、水埜さんは諦めずにトレーニングに打ち込みます。
「子育てもトレーニングも、全部楽しむようにしています。私が笑顔でいれば、家族も必ず明るくなると思うので」
限られた時間で結果を出すため、やるべきことに全力で取り組んだ。大会までの1カ月間は、小麦や糖分を控える食事管理を行い、内側から身体を整えた。トレーニングではピラティスでインナーマッスルを強化し、課題だった脚のラインを作るため、ウエイトトレーニングにも注力する。「脚にメリハリをつける」という目標を持ち、理想のシルエットを追求した。
「目標の順位には届きませんでしたが、今の自分を誇りに思います。伸びしろは無限だと感じることができました」
ボディメイクで得た経験を活かし、現在は自身の会社設立に向けて準備を進めている。
「私を変えてくれたベストボディ・ジャパンが大好きです」
水埜さんの笑顔は、母としての優しさと、一人の女性としての強さに満ち溢れていた。
執筆者:高木みなこ
フリーランスライター。管理栄養士の経験を活かし、医療・美容・ヘルスケア分野を中心に、インタビュー記事・セールスライティングを執筆している。滋賀県出身、東京都在住。
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取材・文:高木みなこ 撮影:高坂裕希










