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「もうすぐ50歳に見えない!」元レースクイーンの2児の母が健康的ボディでグランプリに 「筋トレをして、たくさん食べることが幸せ!」

4月5日(日)、千葉市民会館で開催された『ベストボディ・ジャパン2026千葉大会』。ベストボディ部門ウーマンズクラス(40~49歳)でグランプリを獲得したのは、山内智恵(やまうち・ちえ/49)さん。元銀行員、元レースクイーンという異色の経歴を持ち、現在はインスタグラムフォロワー2.7万人を誇る「筋トレCEO」として活動しながら、中学3年生と小学6年生の2人の子どもを育てる母でもある。競技2年目の今シーズン、部門を変更して臨んだ開幕戦でいきなりグランプリを掴んだ山内さんが、そこに至るまでの1年と、49歳からのボディメイクへの向き合い方を語ってくれた。

【写真】「もうすぐ50歳に見えないボディ!」山内智恵さんの健康的に締まったスリムボディ(ステージ写真5枚)

「次は私があそこに立つ」日本大会の悔しさが変えたもの

競技1年目の昨年、山内さんはモデル部門で静岡・浜松大会と関西大会でグランプリを獲得するなど、地方大会6戦を経験した。しかし初めて臨んだ日本大会では、決勝に残ることができなかった。

「言葉にできない悔しさと悲しさで胸がいっぱいになり、複雑な気持ちでいっぱいでした」

地方大会6戦を戦い抜いた末の日本大会で、決勝の水着を着ることすら叶わなかった。それは山内さんにとって初めての経験だった。しかし山内さんはその場を早々に離れなかった。

「初めての日本大会で決勝に進めなかった選手のほうが多いと分かっていたからこそ、未来の自分のために最後まで会場に残って観戦しました」

悲観するのではなく、BBJ360(360度身体を映像化するサービス)の撮影も水着で残し、初開催のベストボディアワードの撮影にも挑戦。結果としてベストボディアワードでノミネートされ、準グランプリを受賞した。そして決勝から総合優勝戦、プロ戦までをすべて目に焼き付け、「次は私があそこに立つ」と強く誓った。

母の入院、東京と岡山の二拠点生活。それでも前に進んだ理由

新シーズンに向けて動き出した矢先、山内さんに試練が訪れた。開幕大会の2カ月前、大会準備の真っ只中に母が倒れて入院し、介護が必要な状態になったのだ。東京と実家のある岡山を往復する二拠点生活が始まった。

「辞退することも何度もよぎりました」

トレーニング、レッスン、仕事、子育て、そして介護。どれか一つだけでも大変なものが、同時に重なった。それでも山内さんが出場を続けられたのは、母自身が回復へ向けてリハビリを懸命に頑張っていたからだ。起き上がること、立つこと、車椅子に乗ること。母の一歩一歩が、山内さんの背中を押した。

「周りの皆さんに助けていただきながら前に進めています」

完璧な環境が整わなくてもできることを積み上げる。その姿勢が、開幕戦グランプリという結果につながった。

「長く楽しく続けること」を選んだ

今シーズン、山内さんはモデル部門からベストボディ部門へとクラスを変更した。その理由はシンプルだった。

「筋トレが好きで、食べることも好きな私にとって、無理なく、ストレスなく、長く続けられると感じたからです。筋トレをして、たくさんご飯を食べられる。それは私にとって本当に幸せなことなんです」

部門変更にあたって、トレーニング内容も見直した。まず肩、お尻、食事をしっかり取ることを軸に据え、デッドリフト、ショルダープレス、スクワット、ブルガリアンスクワットを中心に土台づくりを徹底。次戦に向けては広背筋を意識した背中トレーニングも加え、上半身の厚みを出していく計画だ。体重は増えたが筋肉も増え、肩・ウエスト・お尻にメリハリがついてきたという。

そしてこのクラス変更の背景には、もう一つの考え方がある。山内さんが日本大会で目にした50代・60代の先輩選手たちの姿だ。

「50代、60代の先輩選手が本当に輝いていて、その姿が"最高の人生の過ごし方"に見えたんです。いつかそのステージにも立ちたい」

ベストボディジャパンには60歳以上のクラスもある。49歳の山内さんにとって、競技人生はまだ始まったばかりだという感覚がある。「日本一を目指すのか、楽しく長く続けることを軸にするのか」

自分に問いかけた末に選んだのは後者だった。その選択が、身体への向き合い方を変え、結果的に開幕戦グランプリという形で表れた。

年齢を重ねるほど「もう遅い」と感じやすいが、山内さんの49歳は競技の入口にいる。何歳から始めても、どんな状況でも、自分なりの楽しみ方で続けられる。

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取材・文:FITNESS LOVE編集部 写真提供:夏目英明

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