3人の男の子を育てながら、ボディメイクに取り組む優奈(ゆうな/41)さん。2026年9月13日(日)、WINCあいち・大ホールで開催された「ベストボディ・ジャパン2026愛知・名古屋大会」のミス・モデルジャパン部門・ウーマンズクラスで、見事優勝に輝いた。2025年の大会では準グランプリを獲得。今シーズンは、名古屋大会だけでなく、シーズンを通してこれまでとは異なる考え方で大会に臨み、その取り組みが結果にもつながったという。
大会だけでなく、日々の暮らしも大切に
競技を始めた1年目は、体重管理や食事、ポージング練習など、全ての時間を大会のために費やしてきたという優奈さん。友人との食事の誘いも断り、競技を生活の最優先にしていた。
しかし今シーズンは、その考え方を思い切って変更。
「家族や友達と過ごすご飯の時間とか、そういうことも全部大事にしようと思ったんです」
今年は大会2日前でも、夜中に食事に出かけることがあったと振り返る。周囲からは「甘い」と思われるかもしれない。それでも「それが自分のやり方かなと思って」と、自分らしい競技との向き合い方を選んだ。
子どもたちに伝えたい、母親のもう一つの姿
大会に出始めた頃、子どもたちからは「ママはなんで大会に出るの?」と聞かれた。それがいつしか「ママ、すごいんだね!」と言ってくれるようになった。
一方で、土日は子どもたちの習い事やサッカーもある。大会と重なれば、ほかのお母さんに応援をお願いすることも。大切な大会を見に行けなかったこともあった。
子どもが残念に思う気持ちを受け止め、時には手紙を残すなど、自分ができる最大限のことをしながら、優奈さん自身、自分の挑戦を続けている。
「今は難しいかもしれないけど、ママはこういうことのために、あのとき頑張ってたんだなって分かってくれる日がきたらいいなと思います」
必ずしも子どものそばにいることだけが、母親としてのあり方ではない。自分の目標に向かって努力する姿を見せることも、一つの形なのだと考えている。
自分自身の人生を歩んでいく
これまでの大会で感じた悔しさや課題を一つずつ克服し、今回の優勝につなげた優奈さん。今期は「すごく輝いている」と周囲から声をかけられることも増えた。
「今まではお母さんだったり、妻だったり、何らかの役割を演じてきたんですよね。でも、私も自分の人生を歩んでいってもいいのかなって。自分っていうものを大事にしていいのかなと思うようになりました」
地方大会への挑戦を終え、次は11月の日本大会へ。目指すのは、気負いすぎず「ありのままの自分」を見てもらうこと。
家族との時間も、自分のための挑戦も、どちらも大切にする。母親としての役割を果たしながら、自分らしく輝く優奈さん。その姿は、子どもたちにとっても、いつか大きな意味を持つのだろう。
取材・文:大熊智子 写真提供:優奈
福岡県北九州市生まれ。愛知県育ち。大学で社会心理学・メディア論を専攻。各種広告・広報など企業案件の取材・執筆を担当するかたわら、町の文化や魅力を伝えたいと、地域情報の発信にも力を入れている。
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