9月29日(日)、岡山県・岡山芸術創造劇場で開催された『JBBFオールジャパンフィットネスチャンピオンシップス 2024(以下オールジャパン)』。この大会は全国から好成績を残してきた実力ある選手たちが集まる全国大会であり、12月に東京で開催される『IFBB世界女子選手権&男子ワールドカップ』の日本代表選考の大会でもある。
そんな注目度の高いオールジャパンでビキニフィットネス163cm超級9連覇を達成したのが、安井友梨(やすい・ゆり/40)選手だ。安井選手は約1カ月前の『JBBF オールジャパンフィットモデル選手権』でも163cm超級とオーバーオールを優勝しており、今年のこれまでの2戦を全勝で終えている。
安井選手と言えば、昨年のオールジャパン3週間前に「左足指基節骨骨折」という重傷を負いながらも、オールジャパン優勝、そして身長関係なく真の日本一を決めるグランドチャンピオンシップスも優勝。勢いそのままにアーノルドクラシックヨーロッパとフィットモデルワールドカップという2つの国際大会でも頂点に輝き、奇跡の復活劇を見せたことは記憶に新しい。
今回、予選、決勝ともにオール1位の圧勝となり、盤石の9連覇で12月の世界選手権へ弾みをつけた安井選手。長らく日本のフィットネス界を支え続けてきた女王が、またも我々にドラマを見せてくれることに期待したい。
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
文:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介