JBBF関西ブロックの2025年開幕戦『兵庫県ボディビル・フィットネス大会』は、6月1日神戸市産業振興センター・ハーバーホールで行われた。『第3回兵庫県フィットモデル選手権大会』では上田敏子(うえだ・としこ/56)さんが同カテゴリー初挑戦で2位に輝いた。
上田さんが筋トレを始めたのは49歳のとき。
「子どもの入学、卒業のたびに入らないスーツ。その度にダイエットを繰り返すということを何年もやってきて、次はもう絶対慌ててダイエットするようなことがないようにしておきたい!と思ったんです」
現在は週3~4回筋トレをしているそうだ。
「筋トレとストレッチを合わせて1時間半ほどです。3分割で肩、背中、脚のローテーションで、パーソナルトレーニングを月1回ほど受けています。パーソナルでは自分の一番弱い部分をお願いすることが多いです。食事については、今減量中なので、脂質はかなり少なめ。糖質制限は絶対にしないようにしています。タンパク質は、鶏肉が好きではないので、魚介類を食べています」
「私もキラキラビキニを着てステージに立ちたい!」と思った上田さん。上田さんはビキニフィットネスの選手として大会に出場しており、今年で5年目のシーズンになる。2023年の兵庫県ビキニフィットネスオープン大会では45歳以上160cm以下級で優勝も経験している。
「今回初めてフィットモデルに挑戦しました。どうしてもドレスが着たかったんです。ドレスをヒラヒラさせたかったのと、お姫様気分を味わいたくて。今年ももちろんビキニも出ますよ!」
今回は惜しくも2位で、優勝者に贈られるティアラを載せてのお姫様気分はお預けとなったが、ステージでは表情豊かにポーズを決め、ドレスカテゴリー初挑戦を楽しんだ。
上田さんは言う。
「私の最終目標は、死ぬまで自分の足で歩くことです。筋トレを始めてから、腰痛、肩こりすべて解消され、どれだけ歩いても疲れなくなりました。すごく健康になったと思います。筋トレする人がもっともっと増えたらいいなと思います」
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材:あまのともこ 撮影:岡 暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。