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サイヤマングレートがバッキバキの身体で40歳以上のボディビル日本4位に!「今日が一番若い日。今やらないならいつやるんだ」

「帰ってすぐ筋トレしたいですね」

8月30日(日)、広島県広島市の広島国際会議場で『第38回 日本マスターズ選手権大会』が開催され、初出場ながら男子ボディビル40歳以上級で4位となった田中光昭(たなか・みつてる/42)選手が悔しい表情を浮かべながら語った。

【写真】血管ウネウネ!腹筋ボコボコ!“サイヤマングレート”田中光昭選手のバッキバキに仕上がった筋肉

田中光昭選手と聞いてピンと来なくても、『サイヤマングレート』という名前なら知っている人もいるかもしれない。

筋トレYouTuberの草分け的存在として長年活動し、鍛え上げた身体、特に深く刻まれた腹筋を武器に人気を集めてきた人物だ。

大会を終えた直後、本人の口から出てきたのは満足感よりも、トップ選手との差を見つめる言葉だった。

「今は、自分の身体を見てというより、トップ選手を見て何が足りないのか、そういうところを考えたいですね」

今回、日本マスターズ選手権へ挑戦した背景には、同年代の強豪たちの存在があったという。

「年々、若い子たちが実力を上げてきたので、そろそろ自分も同じ年齢ぐらいのすごい人たちと並ぶのも良いのかなって。挑戦という感じですね。もちろん優勝したいというつもりでは来ましたけど、全然ダメだったので。また出直しですね」

「今日が一番若い日。今やらないならいつやるんだ」

一般的には40代になると、「20代のころより体力が落ちた」「昔ほど無理が利かなくなった」と感じる人も少なくない。しかし、田中選手の感覚は違う。

「僕にとっては今が全盛期なので、体力が衰えているとかは全く感じないです。僕にとっては今日が一番若い日なので、今やらないならいつやるんだって感じですね」

その理由には、田中選手ならではの競技歴がある。

「僕は20代、30代ってボディビルを真面目にやってきていなくて、ようやく今、ボディビルを楽しんでいるというか、全力でやっているんです。年齢を言い訳にするのは、もうちょい先かなと思っています」

今後、大きく変えていきたいのは筋肉量だ。

今回の仕上がり体重は約67kg。目標としているのは、この日のコンディションを保ちながら70kgまで身体を大きくすることだという。

「ちゃんと70kgでこの質感まで持っていけたら、また違う世界が見えてくるのかなって。まだバルク不足というか、筋量が足りないですね」

どこを強化したいのかと尋ねると、「全部じゃないですかね。全部足りないんで」と即答した。

42歳にして「今が全盛期」と言い切り、次は日本最高峰の大会『日本ボディビル選手権』に挑戦するという田中選手。

もちろん、誰もが40代になって20代と同じ無理をする必要はない。それでも「もう年だから」と何かを諦めそうになったとき、「今日が一番若い日」という考え方は、一つのヒントになるかもしれない。

用語解説
日本マスターズボディビル選手権:40歳以上の男子ボディビル選手、女子フィジーク選手が年代別に分かれて競うJBBF主催大会

執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。

取材・文:柳瀬康宏 撮影:中原義史

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