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脱「おばさん体型」 北海道・佐呂間町の“漁師妻”がコンテスト優勝 ホタテ・鮭・タコで空腹とは戦わず減量に成功

北海道・佐呂間町から栃木県まで遠征し、ビキニフィットネスで頂点に立った女性がいる。

9月20日に栃木県小山市で開催された「第9回栃木県ビキニフィットネスオープン大会」。163cm超級で優勝したのは、夏川真規子(なつかわ・まきこ/39)さんだ。同級は5人で争われ、北海道から参戦した夏川さんが1位に輝いた。

「感動しました。北海道から来たんですけど、来て良かったです」

優勝直後、そう喜びを語った。

【写真】夏川真規子さんの割れた腹筋と丸みのあるヒップ
夏川真規子さん

「コロチキ西野さんに会いたくて」北海道から栃木へ

そもそも、なぜ北海道から栃木大会を選んだのか。理由を尋ねると、意外な答えが返ってきた。

「コロチキの西野創人さんに会いたくて(笑)。西野さんも大好きだし、西野さんの指導も担当した持田教利さんも大好きで。『待ってろ栃木』ってハッシュタグをつけてインスタグラムで投稿していました」

この日の大会には、コロコロチキチキペッパーズ・西野創人さんらも出場。夏川さんにとって栃木は、早くから照準を合わせてきた特別な大会だった。

フィットネス競技歴は今回が初めてではない。2024年からベストボディ・ジャパンに出場し、2025年にはフィットネスモデル部門レディースクラスで北海道大会と東京大会を制覇。日本大会では準グランプリ、さらに部門総合3位に入り、プロ契約を結ぶ権利も獲得した。

しかし、その権利を手放し、2026年からはJBBFの舞台へ挑戦することを決めた。

「今年はJBBFで頑張ろうと思ってより筋量を増やしました」

新天地で挑戦を始め、そのシーズンに北海道から栃木まで足を運び、163cm超級優勝という結果を残した。

3児の母、始まりは「ダイエットしたい」

現在の鍛え上げられた身体からは想像しにくいが、筋トレを始めたきっかけはダイエットだった。

「5年前に、ダイエットをしたくて始めました。結構ぽっちゃり体型だったんです」

3人の息子を育てる母でもある。子どもたちの成長とともに少しずつ自分の時間ができ、子どもが塾に通っている時間などを利用して運動を始めた。

以前の取材で、子どもの習い事の待ち時間を活用してジムに通い始め、半年ほどで目標体重を達成したことを話してくれた夏川さん。痩せることに夢中になるあまり、一時は周囲から心配されるほど細くなり、その後本格的なウエイトトレーニングへと移っていった。

「痩せ過ぎちゃったんです。そこから、出るところは出ているような、海外の方みたいなグラマーな身体を作りたいなと思って」

かつて気になっていたのは背中だったという。

「おばさん体型になっちゃっていたのが、すごく嫌で」

さらに上がったヒップにも憧れがあり、筋トレを続けた。現在の課題の一つは脚。細さを指摘されることが多かったため、ブルガリアンスクワットにも力を入れてきた。

「ブルガリアンスクワットは逃げずにやりました。課題が脚だったので重量を持って」

それでも本人に満足感はない。

「全然足りてなくて。これからです」

夫はホタテ漁師「身体が海でできています」

夏川さんの身体づくりを語るうえで欠かせないのが、北海道・佐呂間町ならではの食生活だ。

夫はホタテ漁師。日常的に食卓へ並ぶのは、オホーツクの海で獲れた魚介類だ。

「タンパク質がすごく豊富なんですよ。夫がホタテ漁師なので、私はほとんどホタテと鮭とタコと……。もう身体が海です。海でできてます(笑)」

以前の取材でも、ホタテや鮭をはじめとした魚介類を中心にPFCバランスを考えながら食事を組み立てていることを語っている。

今回の減量でも、地域の食材が大きな助けになった。

「海のものと野菜と、お米。地域で取れたものを食べていますので、取れたもので身体ができています。旦那に感謝です」

取材中には笑いながら「魚は0カロリーですね」と冗談も飛び出した。もちろん魚にもカロリーはあるが、それほど魚介類を気に入っており、自身の減量との相性の良さを感じているようだ。

北海道の漁師町で暮らす母が、子どもの送迎の合間に始めたダイエット。それがいつしか日本大会で結果を残す競技生活へと変わり、2026年には新たにJBBFへ。

その最初のシーズンで、北海道から約1000km離れた栃木のステージに立ち、優勝をつかんだ。

次に見据えるのは、再び大きな舞台だ。

「今回栃木で1位を取れたら、マッスルゲート、そしてゴールドジムジャパンカップに出たいと思っています」

オホーツクの海の幸とともに作り上げてきた身体で、夏川さんの挑戦はまだ続く。

【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピング講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している

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文・撮影:FITNESS LOVE編集部

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