2月16日、神奈川・カルッツかわさきで開催された『マッスルゲート川崎』にて、ビキニフィットネス部門で北村奈智(きたむら・なち/43)選手が一般の部&マスターズの部でダブル優勝をした。昨年42歳で初めて大会に挑戦し、今回はさらなる高みを目指しての挑戦となった。
北村選手が筋トレを始めたのは25歳。結婚式で着るマーメイドドレスを美しく着こなすために始めたのがきっかけだった。その後、フィットネスインストラクターやトレーナーとして活動し、東京ではゴールドジムでトレーナーを務めた。福岡に戻った際、インストラクターに転向。ゴールドジム博多リバレインの競技志向の強い環境に刺激を受け、大会への挑戦を決意。昨年『マッスルゲート』でビキニフィットネスデビューを果たした。
初めての大会では「緊張しました。減量も手探りでしたね」と振り返る。しかし、競技を通じて生活にハリが生まれ、時間の使い方が上手になったという。「無理のない減量が理想的。1カ月に1kg程度がちょうどよく、リバウンドもしづらいです」と、自身の経験をもとに語る。
現在の目標は、昨年最下位だったゴールドジムジャパンカップでのリベンジ。特に力を入れているのはヒップの強化で、毎日必ずトレーニングに取り入れるという。「ブルガリアンスクワットやキックバックなど、バランスよく鍛えています。昨年はただ大きさを求めてお尻のトレーニングをしていましたが、重さや可動域などにこだわって形にも着目するようになっています」と、競技者としてのこだわりを見せる。
「ハードルが高いと感じるかもしれませんが、無理なく続ければ誰でも変われる。ぜひ一緒に挑戦しましょう!」と北村選手。次のステージでどんな成長を見せるのか、今後の活躍に期待が集まる。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介