マッスルゲート選手 コンテスト

21歳パティシエが初のボディコンテストでビキニ姿を披露 筋トレを始めて「最も成長を感じたのはお尻!」

パティシエとして働きながら、ボディメイクにも取り組む“筋トレ女子”の 藤原彩花(ふじはら・あやか/21)さん。筋トレを始めたのは19歳のときで、ダイエット目的だった。だが通っていたジムには、競技者やハードなトレーニングをこなす“ガチ勢”が多く在籍。

「ジムにすごくきれいなボディラインの女性がいて。その方に話しかけたことで、ガチ勢のみなさんともつながれて、筋トレの世界へとのめり込んでいきました」

【写真】藤原彩花さんのメリハリのあるボディライン

ジム通いは人生を180度変えてくれた

最初は背中やお尻といった“女性らしい”部位だけを鍛えていたという藤原さん。しかし大会出場を決めた今年の年明けから、肩や胸など全身の筋肉にアプローチするように。特にお尻の成長には自分自身でも驚いたという。

「元々、きれいな形というわけではなくて……。ヒップアップして変化を実感できたことがすごくうれしかったです。肩にも筋肉がついたことで、全体のシルエットも整ってきたと思います」

6月7日(土)に愛媛県・新居浜市で開催された『マッスルゲート四国大会』では、ビキニフィットネス一般の部で4位入賞という結果を収めた。

こういった日々のトレーニングにより健康面にも変化が。風邪をひくことがほとんどなくなったそうだ。外見だけでなく、内面の健康や生活の質まで向上したことは、大きな副産物となっているようだ。

「高知から就職のために徳島へ出てきたばかりのころは、知り合いがいませんでした。でも、ジムに通いはじめてから、たくさんの素敵な人たちと出会えました。ジムに通って筋トレをしていなければ、人生は180度違っていたと思います」

ボディラインを美しくしてくれるのは“筋肉”

パティシエという仕事柄、減量中の食事制限とは相反する環境にいるが、それでも乗り越えられたのは、ジム仲間の応援があったからこそ。

「みんなが支えてくれて、応援してくれたので頑張れました。トレーニングも、減量も、ひとりじゃ乗り越えられなかったかもしれません」

減量時の食事は基本的に固定。朝はご飯・卵・納豆、昼は鶏胸肉やゆで卵、夜は魚や野菜を中心にした食事をしていた。そして仕事終わりには必ず1時間〜1時間半ほどのトレーニングを行う。筋トレ前には炭水化物を補給し、終わった後に夕食を取るという、ストイックながらも無理のないスタイルを確立している。

藤原さん自身の経験からボディメイクをする上で重要なことを聞いてみたところ、「筋トレは欠かせない」という答えが返ってきた。

「痩せたくて運動するなら、まずは筋トレで基礎代謝を上げることがすごく大事だと思いました。有酸素運動だけじゃ続かないし、実は筋肉がついた方が身体のラインってきれいに見えるんです。私自身、それを実感しています」

筋トレはただのダイエット法ではなく、身体も人生も変えてくれる“きっかけ”にもなる――。藤原さんのストーリーには、そのようなリアルな経験談が込められていた。

藤原彩花さん

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材・文:小笠拡子 大会写真:北岡一浩

小笠拡子(おがさ・ひろこ)
ボディビルにハマり、毎年筋肉鑑賞への課金が止まらない地方在住のフリーランスライター。IRONMAN・月刊ボディビルディング・Woman’s SHAPEなどで執筆・編集活動を行う。筋肉は見る専門で、毎月コツコツ筋肉鑑賞貯金をしている。

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