マッスルゲート選手 コンテスト

48歳が引き締まったボディで魅せた「筋トレは目に見える成長を実感して自己肯定感につながる」

8月2日、神戸芸術センターで行われた『マッスルゲート神戸大会』。ボディフィットネスでは、宮木真理子(みやき・まりこ/48)さんが優勝した。

【写真】宮木真理子さんの凛としたボディ

「小さいころから身体を動かすことが好きだった」と言う宮木さんは、小学校のころから高校まで陸上一筋。リレーの短距離走では近畿大会に出場した経験があるそうだ。

「フィットネスクラブではスタジオクラスが中心で、その合間で筋トレをしていたのですが、大会に出場している人から誘われて、3年前から本格的にトレーニングを始めました。初めてマッスルゲートのレギンス部門に出場したときは散々な結果でしたが、ひとつずつ課題をこなして成果が表れてきたタイミングでカテゴリー変更を考え、ボディフィットネス選手の凛とした姿に惹かれるものがあって、挑戦してみようと決意しました」

現在のトレーニング

「週に3~4回ぐらい。平日は仕事帰りになるので頑張っても1.5時間、休日は1.5~2時間ぐらい。脚は休日にやるのですが、平日は胸、肩、背中とリアの3分割です」

筋トレを続けることでメンタル面にも変化があったそうだ。

「仕事は相手あってのことで、成果を求められてもいろんな要因で難しいこともありますが、筋トレは『1レップ増えた!』というような、目に見える成長を実感することで、小さな達成感を味わうことができ、自己肯定感につながりました。トレーニングやポージングで上手くいかないときは、身体のどこかにエラーが起きているので、身体の使い方や姿勢などを意識し、有識者からアドバイスをいただくなど、トライアンドエラーの繰り返しですが、自身の身体のことを意識するようになりました」

食事について

「基本ローファットで、就寝時は胃の中がほぼカラの状態にすることで、翌朝のお腹の調子がよく、結果的に減量が進むので、毎食の配分は気を付けています。合う食材、合わない食材等も分かってきて、減量時は合う食材を中心に組み立てています。チートデーは設けていませんが、小さなご褒美として『〇〇ができたら100kcal以内の和菓子を食べる』ことはあります」

成長は過去の自分との比較

「この競技を通して一番うれしい言葉が『成長したね』『変わったね』と言っていただくことです。比較審査であり順位のつく競技ですので、そちらに目を向けると、何をしたいのか見失いそうなことがありますが、『成長』は過去の自分との比較です。大会に出るたびに順位ではない目標を掲げており、過去できなかったことができるようになった、もしくは第三者から成長を認めてもらえると、やってきてよかったと思います。生活あっての大会出場であり、大会に出場できるのも、家族や職場の皆さんの理解あってのことですので、ここまでこれたのは家族や職場の皆さんのおかげで、ありがたい存在です」

宮木真理子さん

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材:あまのともこ 撮影:上村倫代

執筆者:あまのともこ
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。自身もボディコンテストに出場している。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。

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