10月25日(土)に開催された『マッスルゲート静岡』で、女子フィジーク初挑戦ながら2位に輝いた藤田雅美(ふじた・まさみ/66)さん。会社経営を引退後に本格的なボディメイクを始め、「女子フィジーク最高齢を目指したい」と語るその姿勢が注目を浴びている。

引退後に始めた“第二の人生”としての筋トレ
かつては会社を経営していた藤田さん。多忙な日々を送るなかで、YouTubeで観た女子フィジーク選手たちの姿に強く心を動かされたという。
「引退したら自分もやってみたい」という思いを胸に、会社経営を退いた65歳でゴールドジムに入会。最初は不安もあったが、無料のトレーニングサポートを活用し、楽しみながら継続できたことが成功の鍵だったと語る。
週5日・1回2時間半というハードなトレーニングを続ける藤田さん。
「25年以上続けているテニスで鍛えられた肩と脚を武器に、左右差の改善や脚の太さアップに取り組んでいます」
初めてのステージでは緊張のあまり笑顔を忘れ、脚が震える場面もあったというが、「足りなかった部分が分かったので、次につなげたい」と前向きだ。
目指すのは“女子フィジーク最高齢”
「年齢を理由に挑戦を諦めるのではなく、今がベストタイミングだと思って続けたい」
そう語る藤田さんの言葉には、年齢にとらわれず新たな目標に挑む強さがにじむ。
これからはさらに筋肉量を増やし、バルク感を出すことを目標にトレーニングを重ねていく。
「フィジーク競技で上位入賞を重ね、女子フィジーク最高齢記録(※)を更新することが夢です」
※現在は74歳の布目元子選手がJBBF愛知県選手権などで活躍している。記録として残っているものではないため、正確な最高齢記録は不明だ。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩










