12月20日(土)、21日(日)の2日間、東京・品川インターシティホールでマッスルゲート実行委員会主催の『ゴールドジムJAPANCUP2025』(以下、ジャパンカップ)が開催された。ドリームモデル158cm以下級では、松本恵子(まつもと・けいこ/ 46)さんが2位に輝いた。大会前には「全力で頑張ります!」と意気込みを見せてくれた松本さんに心境を聞いた。
【写真】筋肉変態・松本恵子さんのドレスからはみ出す広背筋(バックポーズを含む6枚)

トレーニングに夢中になったことを機にトレーナーに転身
「今回はレベルが高く、勝てるかどうか不安でした。一方で、ものすごくたくさん努力をしてきたので自信もありました。大会前から不安と自信の間で揺れていて、自分との戦いでもありました。でも、今日は全力を出し切れたので、それがうれしいですね」
この2日間をこのように振り返った松本さんは3児の母親だ。育児で疲れて「子どもたちが暴れ回っても、どっしり構えていられるメンタルがほしい!」と思ったことが、松本さんをトレーニングの道に押し進めた。
「ジムに通うと心だけでなく、身体にも大きな変化がありました。それで、トレーニングにハマっちゃったんです」
本格的にトレーニングに取り組むために、パーソナルトレーナー探しを始めたが、理想に合うトレーナーが見つからなかった。「それなら自分が理想のトレーナーになればいい」と一念発起し、現在はトレーナーとして働いている。
トレーニングは家族にもポジティブな影響を与えているようだ。2025年5月31日、6月1日に開催された『マッスルゲート神奈川大会』 のメンズフィジーク高校生の部(マッスル甲子園)に、松本さんの高校生になる長男が初出場した。
「今は親子でフィットネス競技を楽しんでいます。下の子たちも応援してくれて、家族全体で盛り上がっています」
長男と切磋琢磨できることも、松本さんの励みになっているに違いない。
過度なダイエットには絶対に反対!
松本さんはオフの時期でも週に6日、減量期にはジムに毎日欠かさず通っている。ハードなトレーニング生活を続ける松本さんをジムの会員は「筋肉変態」と呼ぶ。
「そう呼ばれるくらい筋肉のことしか考えてない気がします。よく、『トレーニングのモチベーションを上げるコツ』が話題に上がりますよね。でも、私はトレーニングをしている時間がとても好きなので、モチベーションについては全く考えないです」
公私でジムに通い詰め、ストイックな姿勢を見せる松本さんだが、無理なトレーニングは好まないと話す。
「身体にとって良くないことだと思うので、ストレスは溜めないようにしています。だから、本当にやりたくないときはトレーニングも休みにします」
もちろん過度なダイエットにも反対だ。これは、ストレスになるからというだけでなく、身体づくりに大きな影響があるからだ。だから、トレーニーにはいつも栄養バランスの大切さを訴えている。
「大切なのは健康美」と説く松本さんに今後の展望を聞いた。
「女性はホルモンバランスに心身が振り回されやすい。だから、自分の身体の様子を見つつ、競技は続けていきたいです。トレーニングは死ぬまでやります!」
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
執筆者:増田洋子
編集・ライター。インタビューが好きで医療、ITなどを中心にさまざまなジャンルで執筆中。現在は週に4日、ジムでのんびり運動をしている。東京都在住。
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取材・文:増田洋子 撮影:北岡一浩










