12月20日(土)、21日(日)の2日間、東京都・品川区の品川インターシティホールでマッスルゲート実行委員会主催の『ゴールドジムJAPANCUP2025』(以下、ジャパンカップ)が開催された。ボディビル65kg以下級では、フリーポーズで大胆な開脚を披露し、会場を沸かせた美佐田誠大(みさだ・せいた/25)さんが優勝。そのポーズの誕生秘話を聞いた。
【写真】25歳・美佐田誠大さんの「鬼の棲む背中」が印象的なバックポーズを含む7枚

開脚ポーズ誕生は名前の「大」の字を表現したことから
「愛媛県から来て、この大会に参加しました。家族も遠くから応援に来てくれていたので、目の前で優勝をできて素直にうれしいです。また、トレーニング仲間には『優勝する!』と宣言して来たので、実現できてほっとしています」
そう笑顔で話す美佐田さん。実は競技歴1年目で、6月に行われた『マッスルゲート四国大会』一般65㎏以下級で優勝し、鮮烈なデビューを飾った。
「トレーニング歴は約4年です。競技に出ることは全く考えていませんでした。でも、ジムでトレーニングをしていると、周囲から『大会に出た方がいい』と言われることが多くありました。自身でも『人を楽しませられる面白いポーズがあるし、出場してみよう』と思ったんです」
その「面白ポーズ」というのが、美佐田選手の代名詞ともいえる開脚だ。この開脚をフリーポーズで生かせると考えたのも、ボディビルというカテゴリーを選んだ理由だ。
「ストレッチは幼いころからの習慣です。大学生までサッカーを行っていましたが、怪我で悩むことが多くありました。トレーニングを始めたのは、怪我でサッカーを続けられなくなったからです。そのときから一段とストレッチに取り組むようになりました」
トレーニング前には全身の動的ストレッチを15分、トレーニング後には全身の静的ストレッチを30分行う。入念なケアはトレーニング前後の欠かせないルーティーンだ。
仲間と切磋琢磨し、地元を盛り上げたい
現在は週に7日、部位別にトレーニングを行っている。
「仕事が終わるのが22時くらい。そこから食事をし、23時半くらいから約2時間半トレーニングをします。時間のやりくりがとても大変でしたが、おかげで無駄にだらだらと過ごす時間が減りました。そもそもトレーニングが好きなので、それ自体は苦にならないですね」
応援に駆けつけた家族は、競技生活においてもありがたい存在だ。
「『鍛えるならたくさん食べた方がいい』と実家からお米が送られてきました。競技生活以外でも、何かあれば家族がすぐに相談に乗ってくれるので、ストレスなくトレーニングに打ち込むことができました」
競技歴1年目にして輝かしい結果を残した美佐田選手。フィットネス業界の広さを知ったばかりで、興味は尽きない。
「今後は地元やJBBFの大会などにも出場したいです。僕の出身の愛媛県では、渡部史也選手というすごい選手がいる。まずは渡部選手と並び、一緒に追いつけ追い越せで、地元を盛り上げられたら面白いと思います」
執筆者:増田洋子
編集・ライター。インタビューが好きで医療、ITなどを中心にさまざまなジャンルで執筆中。現在は週に4日、ジムでのんびり運動をしている。東京都在住。
次ページ:25歳・美佐田誠大さんの「鬼の棲む背中」が印象的なバックポーズを含む7枚
取材・文:増田洋子 撮影:北岡一浩










