コロナ禍で太ってしまった身体を変えたい――。そんな思いから本格的に筋トレを始め、ボディコンテストの世界へ飛び込んだ白石真由美(しらいし・まゆみ/45)さん。2023年にマッスルゲートのウーマンズレギンスで2位となり、翌2024年にはビキニフィットネスへ挑戦。マッスルゲート関東大会ではマスターズ、一般の部でともに優勝を果たした。インストラクターとして働く白石さんが目指しているのは、単に細い身体でも筋肉量を追求した身体でもない。「機能的で美しいボディライン」だ。

「強度が低すぎてボディメイクになっていなかった」
白石さんが筋トレを始めたきっかけは、コロナ禍での体型変化だった。
「太ってしまった身体を変えるためです」
現在はインストラクターとして活動する白石さんだが、当初から効率よく身体を変えられたわけではない。
振り返って失敗だったと感じているのが、トレーニング強度の低さだ。
「強度が低すぎて、ボディメイクになっていませんでした」
ただ身体を動かすだけではなく、目的に応じて適切な刺激を筋肉に与える。その重要性に気づいてから、トレーニングへの向き合い方も変わっていった。
現在は週4日、1回約1時間のトレーニングを行う。
得意部位はヒップ。鍛える際に最も意識していることを聞くと「原理原則」と答える。
身体の構造やトレーニングの基本を大切にしながら、闇雲に重量や回数を追いかけるのではなく、目的に合った方法で身体を磨いている。
レギンス競技からビキニフィットネスへ
コンテストへの挑戦は2023年から始まった。
マッスルゲート市川大会のウーマンズレギンスで身長別、年齢別ともに2位。2024年の東京大会でも同じく身長別、年齢別で2位に入った。
そして2024年には、ビキニフィットネスにも挑戦。
ビキニフィットネスは、適度に発達した筋肉や全身のバランス、女性らしいアウトラインなどが評価されるカテゴリーだ。
マッスルゲート関東大会では、マスターズの部と一般の部で優勝。さらに全国大会であるゴールドジムジャパンカップでは5位に入った。
競技を続けることで、日常にも変化が生まれた。
「トレーニングが楽しくなりましたし、コンディションのチェックも頻繁にするようになりました」
結果を残しても、そこで満足することはない。
大会を終えて浮かんだのは、
「もっとトレーニングも減量も頑張ろう!」
という思いだった。
夫婦でトレーニング、夫婦でコンテストへ
白石さんが目指すのは「機能的で美しいボディライン」だ。
インストラクターという仕事をしているからこそ、見た目だけではなく、身体本来の機能も大切にしている。
「インストラクターとして、女性として、説得力のある身体を目指しています」
そのためのボディメイクで大切にしていることも明確だ。
「楽しく、無理せず、健やかに。怪我をしないトレーニングと、栄養を考えた食事、そして笑顔を忘れないことです」
ストイックさだけを追い求めないのも、白石さんらしい身体づくりのスタイルなのだろう。
そして、その時間を共有しているのが夫だ。
「いつも夫婦で楽しくトレーニングをして、コンテストに出場しています」
コロナ禍で太った身体を変えるために始めた筋トレ。それがいつしか夫婦で楽しむ習慣となり、コンテストではビキニフィットネス2冠を達成するまでになった。
白石さんはこれからも「楽しく、無理せず、健やかに」を大切にしながら、機能的で美しい身体を磨き続ける。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
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取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩










