2026年9月22日、『マッスルゲート奈良かしはら大会』が奈良県橿原文化会館で開催され、ウーマンズウェルネス(※)では、樋口千紗(ひぐち・ちさ/35)さんが優勝した。樋口さんは、学習塾勤務の会社員。運動は苦手、運動未経験から筋トレを始め、身体も生活習慣もガラッと変わった。
(※)特に脚やお尻に筋量が必要で、上半身と下半身のアンバランスさが評価されるカテゴリー

2か月ほどで脚が変化
2024年2月、樋口さんはゴールドジム心斎橋大阪店で、安井友梨選手のセミナーに参加した。以前からテレビで安井選手のことを知っており、「きれいだな」と思っていたそうだ。
「安井選手に憧れ、筋トレに興味が出てきましたが、自分には難しい気がしました。まずはジムに週1回のペースで通いはじめ、トレーナーさんに相談しながら少しずつ身体づくりに取り組んでいきました」
昨年、ドレスカテゴリーに初挑戦し、今年も7月までは同カテゴリーに出場していたが、なかなか思うような結果を得られなかった。樋口さんはトレーナーの勧めもあり、カテゴリーを変更することにした。
「脚トレが好きだったので、7月から脚を強化してウェルネスをめざしました。午前中に週5、6回ジムへ行き、1時間ほどトレーニングしたあと、午後から出勤しています。脚は週2回、肩が弱かったので肩も週2回、背中は週1回。週1回のパーソナルトレーニングではポージングと脚トレをお願いしました」
樋口さんが特に気に入っているのがハックスクワットマシンだそうだ。
「ハックスクワット60kgx10回のあと、シシースクワットを8~10回。これを1、2セットした後、重量を50kg、40kgと落として全部で4~5セット取り組みました。レッグエクステンションもやりこんで、2カ月ほどで脚がだいぶ変わったと思います」
減量をしていく中で、自分の身体に合う食材も見つけた。
「私の場合は、もち麦とオートミールが体重を落としやすいと分かりました。脂はなるべくカットしているのですが、今はササミをグリルしてカリカリにするとおいしいのでハマっています」
帰宅は毎日22時すぎ。以前は帰宅してからパンやお菓子を食べていたが、今はお腹がすいたときだけ笹かまぼこや茎わかめ、もずくやめかぶのパックを食べるようになった。職場では夕方6~7時ごろに休憩があるので、その時間にオートミール、野菜、プロテインを取っているそうだ。
「今が一番体力あります」、樋口さんは言う。
「20代から会社員をしてきて、夜も遅いので食事も肌も荒れて、体力もなく疲れやすい身体でした。筋トレを始めてからは身体が元気になり、『毎日ジムに行こう』と前向きな気持ちになれました。以前は歩くのが嫌で、すぐバスやタクシーを使っていましたが、『歩いて行こう』と言うようになって友人にびっくりされます。20分、30分くらいなら何とも思わず歩くようになりました」
運動が苦手で、筋トレとは無縁だった樋口さんは、週1回のトレーニングから始めて、大会に出場するまでになった。週1回ジムへ行く、少し歩いてみる、自分の身体に合う食事を探してみる。大切なのは、自分にできることを、自分のペースで続けてみることなのかもしれない。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材:あまのともこ 撮影:岡暁
主に『FITNESS LOVE』で執筆中。2021年~2025年JBBF登録選手。JBBF京都府オープン大会ビキニフィットネス(身長別)3位。マッスルゲート四国大会ビキニフィットネス2位。










