「9月末に結婚式を控えており、それに向けて、夫と一緒に夫婦そろってコンテストに挑戦しました!」
そう語ったのは、『サマースタイルアワード 京都予選&ROOKIE CHALLENGE CUP京都予選』で、ビキニモデルショート1位、ビキニモデルオーバーオールチャンピオンのタイトルを獲得した磯崎萌(いそざき・もえ/26)さん。
ご主人の磯崎宏太さんも同大会に初出場ながら、サーフモデル4位という好成績を収めた。
「実は2021年秋に一度だけコンテストに出場したことがあり、そのときは惨敗でした。その後、3年間はトレーニングと競技を離れていたのですが、結婚式のために身体作りを再開して、『昔のリベンジをしたい』という気持ちも出てきたので、今回は優勝できてすごく嬉しかったです!」
3年間のブランクがあるとは思えない身体の仕上がりとポージングを披露した磯崎さんだが、仕事が忙しく、トレーニングをする時間を割くことが大変だった。
「総合商社に勤めていて仕事が比較的忙しいため、仕事との両立は常に課題でした。 平日は深夜まで働くことが多いので、出社前の早朝にトレーニングに行ったり、昼休みに30分だけでもジムに行くなど、とにかく意識的に時間を作ることを心がけました。仕事もトレーニングもすべて自分の選択なので、それを理由に『できない』という言い訳はしたくなかったです。一人ひとり置かれている環境や与えられたものは違うので、そのときの自分にできるベストを尽くすことが大事だと信じて、私なりの両立を頑張っています!」
限られた時間の中でも、時間を作ってトレーニングを積み重ねていった磯崎さん。そうした中で心の変化もあったようだ。
「前向きな気持ちで、自分の人生に集中できるようになったと思います。トレーニング中はネガティブなことも考えない……というか考える余裕がないですし、トレーニングは自分の身体とひたすら向き合うことなので、 他人の目線を気にしたり、誰かと自分を比べて落ち込むということがなくなりました。以前は周囲の目を気にするタイプだったので、自分の幸せが周りの環境や評価に左右される一面がありましたが、今は常に昨日の自分を越えることだけを目標としているので、身体づくりを通して自分で自分の幸せを守ってあげられるようになった気がします」
「コンテストに出ると、どうしても比較審査にはなりますが、大事なのは他の誰でもない過去の自分を越えること。そしてコンテスト結果がどうであれ、自分が納得できるような日々を過ごすことだと思っています。 生活の中で夢中になれることがある喜びを噛みしめて、これからも自分らしく、楽しみながらボディメイクを続けていきたいと思います!」
【SSAアンチドーピング活動】SSA(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:柳瀬康宏 撮影:岡 暁
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