サマスタ選手 コンテスト

周りから「お尻(の筋肉)ないやん!」といじられていた26歳がコンテスト優勝 限界までやり込み作った丸いヒップ

10月19日、大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)で行われた『サマー・スタイル・アワード関西予選&ROOKIE CHALLENGE CUP関西予選』。ビキニモデル部門(※1)ルーキー優勝、ビキニモデル部門トールクラス2位入賞を果たした佐藤晴華(さとう・はるか/26)さんは、昨年はビューティーフィットネスモデル部門(※2)トールクラスで1位となりプロ契約をしている選手だ。
(※1)肩・ヒップ・太ももに関してはしっかりとしたアウトラインが見えることが好ましいカテゴリー
(※2)女性らしさを追求した、肩・ヒップ・太ももの丸みがあるアウトラインが見えることが好ましいカテゴリー

【写真】佐藤晴華さんが作り上げた桃尻ヒップ

トレーニング歴は3年だが、肩・ヒップ・太ももの、しっかりとしたアウトラインからのVシェイプ。自信に満ちた堂々としたパフォーマンスと舞台を楽しんでいる表情が印象的だった。

意外にも筋トレをはじめた当初は自分に自信がなく「筋トレをすることで強くなれる気がした」と語った。

「ただ痩せたいだけで間違ったダイエット方法をしていました。体重にとらわれすぎて拒食症から、過食症になって15kgリバウンドしたこともあります。そんな自分を変えたくて『筋肉をたくさんつけて、強くなりたい!』と思い数字に捉われずに筋トレをするようになりました」

筋トレをする数年前までは「お尻ないやん!」といじられてたという佐藤さん。筋トレをしてからは周りの人に「お尻上がったね」と言われることが増え、徐々にのめり込むうちに筋トレが大好きになった。

そうして身体も心も変化した佐藤さんは、筋トレのモチベーションをさらに高めたいと思い、コンテスト出場を決めた。

ポージングのレッスンも受けはじめ、講師の方から教えてもらったことは、完璧になるまで、自信がつくまでとにかく練習を重ねた。筋トレは週に5〜6回行っており、各部位もかなりやり込んでいる。

「弱点はお尻だと思っているので、尻トレには力を入れてます。例えばブルガリアンスクワットだとダンベルを持って潰れるまでやって、そこからダンベルを置いて自重でさらに限界までやり込んでます」

背中のトレーニングは多い日は合計40セットも行い、肩のトレーニングが納得いかなかったときは、翌日も肩のトレーニングを納得いくまでやることもあったという。

「得意部位は強いて言えば肩です。『私の肩、もっと育っておくれ~』って思いながらサイドレイズをしています。無我夢中でやってるときの鏡に写る自分の顔が不細工すぎて笑っちゃうときもあります(笑)」

各種目の回数やセット数は基本的に決めず、『限界までやる』ということを大切にしているという。

「私のトレーニングは気まぐれです。良いのか悪いのかは分かりませんが、身体は確実に変わってます。良くないかもしれませんが、楽しいから良しとしてます」

「コンテストに出るって決めて、辛いことが多いと思ってたけど、やっぱりトレーニングは楽しいし、身体が変わっていくのも楽しい。ポージングも楽しい。しんどいとか辛いとか思ったことないです。毎日やりきってるからそれで良し!ボディメイクも、ボディメイクを通じて出会った方々もいるから、自分が本当に強くなったと感じてます。何が言いたいかというと、私が1番楽しんでる自信しかない!」

佐藤晴華さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:柳瀬康宏 撮影:岡 暁

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佐藤奈々子選手
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