“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト『サマー・スタイル・アワード 関西予選&ROOKIE CHALLENGE CUP関西予選』が10月19日、大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)で開催された。サーフパンツを履き、ステージ上で夏とサーフィンを連想されるスタイルが評価されるサーフモデル部門で2位、適度な筋肉量と引き締まった身体でスタイリッシュな恰好良さを追求したスタイリッシュガイ部門で1位、そしてルーキースタイリッシュガイ部門も1位と、好成績をおさめた高橋侑毅(たかはし・ゆうき/32)さん。
格闘技の道を断念も……消えなかった“挑戦”の心
ボディコンテストを目標としたトレーニング歴は2年だが、キックボクシングは21年続けていたという。
「元々プロキックボクサーでチャンピオンを目指していたのですが、練習中の事故で前十字靭帯、内側靭帯を損傷し、引退を余儀なくされました。ケガで引退するときは本当に苦しかったですし、中途半端に終わってしまったので、情けないなと思ってました」
キックボクシングから引退をするときに悩み苦しんだ高橋さんだが、挑戦するという熱い思いは消えなかった。
長年鍛えてきた身体を表現する場として、ボディコンテストに挑戦しようと出場を決意した。
「トレーニング頻度は週6回か7回しています。頻度が多いので、部位を分けてトレーニングしています。例えば月曜日は脚と腹筋、火曜日は胸、水曜日は背中、木曜日は肩、金曜日は腕、土曜日は肩、日曜日は休むか脚をやっています」
コンディショニングを欠かさず“バキバキ尻”を目指す
自身を負けず嫌いだという高橋さん。苦手なトレーニングのハムストリングス(もも裏)とお尻は、火曜日から土曜日にメイン部位のトレーニングにプラスして毎日行っているという。
「もも裏とお尻がバキッとしている身体に憧れているんです。弱点でもある部位なので、なんとしてでも克服したくて、ほぼ毎日下半身に刺激が入るようにしています。メニューはヒップスラストやバックエクステンション、スティッフレッグデッドリフトが多いです」
頻度がかなり多いので、疲労を溜めないように高重量を扱う日と低重量を扱う日を分けている。また毎日のストレッチと筋膜リリースも欠かさずおこない、怪我をしないためのコンディショニングにも注意を払っている。
「今後は各部位の筋肉量を増やして、ハムストリングス、お尻がバキっとしたカットが出て、誰が見てもこの人が優勝と思われる身体を目指します!」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:柳瀬康宏 撮影:岡 暁
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