10月19日、大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)で行われた『サマー・スタイル・アワード 関西予選&ROOKIE CHALLENGE CUP関西予選』。肩の丸みからの絞り上げた逆三角形の身体が目を引いた、大野泰雅(おおの・たいが/24)さんはスタイリッシュガイ部門ショートクラスで3位、サーフモデル部門で1位となった。スタイリッシュガイ部門とは肩、胸の発達、背中、 腕、腹筋がしっかりと割れているか、 太腿の発達が評価されるカテゴリーであり、サーフモデル部門とはサーファーをイメージしたスタイルが求められ、ボディビルのような筋肉量は求めておらず、鍛えられた身体とステージ上での振る舞いで評価されるカテゴリーである。
筋肉質な海外俳優に憧れて筋トレ開始
海外映画に出てくる筋肉質な俳優に憧れがあって、「かっこいい身体になってモテたい!」という気持ちで2年前から筋トレを始めたという大野さん。
「トレーニングを始めた当初はあまり変化が分からなかったのですが、友達と歩いてるときに『後ろから見たら身体が逆三角形やん!』って言われたことがめちゃくちゃうれしかったです!」
現在フィットネスクラブのトレーナーをしている大野さんは、勤務先にボディコンテストに出場されている先輩がおり、その方にアドバイスをもらったり、一緒にトレーニングをして切磋琢磨しているそうだ。
「勤務先の先輩に肩のトレーニングを教わっているので、肩は自分の身体の中では自信があります。プレス系種目を3〜4つやり、肩の張り出しを作るトレーニングを2〜3種目、肩の後ろ側を鍛えるトレーニングを1〜2種目と細かく分けてやっています」
169cmでコンテスト当日は55kgで仕上がった大野さんだが、今の身体には満足しておらず、身体をまだまだ大きくしたいと語る。
トレーニング頻度は週に7回、1日に2回トレーニングする日もあるという。その日に筋肉痛がない部位をトレーニングして、ひたすら自らの身体の限界を目指していく。
「憧れる身体は、世界最高峰のボディビル大会『ミスターオリンピア』のクラシックフィジーク部門で5連覇したレジェンド、クリス・バムステッド(Chris Bumstead)です。彼のような肩幅がありきれいなTシェイプ、脚のサイズ、全身のカット、皮一枚のパリパリなコンディションに憧れます!」
今回の減量では、自分自身のメンタルの弱さが目立ち、上手くダイエットが進まなかったという大野さん。周りの人たちに支えられたこと、そして憧れの身体をイメージしたことで、サーフモデル部門1位という成績を残せた。
「今回は良い成績をいただけたのですが、これからも自分の憧れの身体を目指して頑張ります。今後の計画は、2025年にスポーツモデル部門で優勝、2026年にスポーツモデル部門でオーバーオール優勝とプロ戦優勝、そして2027年にはNABBA(全米アマチュアボディービルダー協会)のスポーツモデル部門に出場します!」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:柳瀬康宏 撮影:岡 暁
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