11月3日(日)、 ひらしん平塚文化芸術ホールにてフィットネスコンテスト『サマー・スタイル・アワード横浜予選』が開催され、横尾早香(よこお・はやか / 24)さんがレギンスモデル部門で1位を獲得した。フィットネスウエアの広告モデルのような引き締まった身体が求められるこの部門で見せた、堂々たるステージングは努力の賜物だ。
今大会がボディコンテストデビュー戦となった横尾さん。筋トレを始めたきっかけは学生時代のアルバイト経験であったという。
「学生時代に取り組んだエニタイムフィットネスでのアルバイトをきっかけに筋トレを始めました。そして社会人となってからはパーソナルトレーニングにも通うようになったんです。YouTubeをはじめとしたSNSでサマスタに出場する選手たちを見るうちに、次第に自分も挑戦したいという気持ちが芽生え、コンテスト出場を決意しました」
自分の強みや弱みを把握した上でトレーニングに励むのはどうしても難しいのが初大会。そのような状況下で横尾さんが強化をしたのが肩のトレーニングであった。
「正直、肩のトレーニングは大会出場を決意してからはじめて取り組んだ部位でした。それまでは『ザ・筋トレの王道部位』を鍛えてばかりいましたね。でも、肩のサイズアップはウエストの細見えや小顔効果もあるので、今ではその重要性を大いに感じています。ダンベルを使用したトレーニングを中心にサイド部分は回数を、ショルダープレスなどは重量を意識したメニューをこなしてきました」
本格的な筋トレを始め、コンテスト出場を目指すようになってからは体重の変化も大きかったという横尾さん。しかしその裏では、初めて経験する減量の難しさにも直面していた。
「体重は筋トレを始める前と比べると10kgほどの減量に成功しました。元々脂肪も多いぽっちゃり体型だったので、見た目の変化も大きくうれしかったです。でも、苦労を強いられたのが食事制限。甘いものが大好きな私がスイーツを我慢するのは大変でした。トップ選手ほど追い込んだ制限はかけることはできませんでしたが、それでも自分なりのベストは尽くせた思います。朝ごはんでプロテインマグケーキを作り、スイーツ感覚で食べるのがストレス発散であり、楽しみにもなっていました」
今ではすっかりトレーニングを通しておこなう身体作りの虜となっている横尾さんが感じる筋トレの魅力とは。
「筋トレをしていると代謝が上がり、痩せたあとのリバウンドがしにくくなりました。また、身体のメリハリが出ることで自己肯定感も上がった感覚があります。ジムに通ったり大会に出場すると、ありがたいことに知り合いも増えてきて。一緒にトレーニングをする仲間ができたことで、よりモチベーションが上がるようになりました。今の私の生活に、筋トレはなくてはならない存在です!」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:舟橋賢
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