サマスタ選手 コンテスト

「正直モテたい気持ちもあった」ジムトレーナーがバキバキボディでコンテスト優勝!身体作りのテーマは『ノンストレス生活』

11月3日(日)、 ひらしん平塚文化芸術ホールにてフィットネスコンテスト『サマー・スタイル・アワード NOVICE PRO EAST』が開催され、川嶋和也(かわしま・かずや)さんがプロ・スポーツモデル部門で1位を獲得した。全体的な肉体の発達とバランスの取れたスタイルが求められるこの部門で逆三角形の肉体美を披露した川嶋さんの身体作りの秘訣を伺った。

【写真】川嶋和也さんのバキバキな全身

トレーニング歴は9年ほどになるという川嶋さん。始めたきっかけは、友人の中で筋トレブームが巻き起こったことだった。

「正直、モテたいという理由も軽くありました(笑)。顔はお金をかけなければ変化できませんが、身体は自分次第で変えられると思ったんです。はじめは友人同士の中で巻き起こった筋トレブームの波に乗る形でしたが、その仲間も次第にやめていってしまい……。継続するモチベーションを得るためにもコンテスト出場を決意しました」

昨年末に開催されたプロ戦では7位入賞を果たし、実力者として名を馳せた川嶋さんだが、今大会は胸や背中、お尻の強化に励んできたという。

「昨年末に開催されたプロ戦では目標のトップ10入りを果たし、自分的には大満足の結果となりました。しかしその際、胸の厚みと背中の広がりを指摘されて。また、お尻の仕上がりレベルが桁違いの若手選手も出てきたため、上半身とお尻の強化には力を入れました。逆に肩と腹筋には自信があったため、課題の3箇所に全集中。減量期の4カ月間は週5〜6日、朝夜と1日2回のトレーニングに励みました」

昨年は『大満足の結果』と振り返るものの、メンタル面に課題があった川嶋さん。慣れない有酸素運動を取り入れた減量でのストレスが要因で、イライラしてしまうタイミングも多かったという。

「昨年の反省を生かし、今年は有酸素に充てる時間の大幅カットに成功しました。定期的なチートデイの設定もメンタル維持に一役借りましたね。数字に囚われ過ぎていた面があったので、カロリー計算も細かくやらず、ストレスを感じさせない意識をもち続けました」

はじめは"モテ"への意識もあり始めたトレーニングも、2025年には10年目を迎える。筋トレを始めたことでどのような変化を感じているのだろうか。

「最も大きいのは意識の変化だと思います。食事や健康・トレーニングなど、自分の中にある当たり前のレベルは確実に高くなりました。『ボディコンテスト』と聞くとボディビルやフィジークを想像し、ハードルが高く感じる方も多いでしょう。しかし、スポーツモデルはそれらに比べて筋量も必要ではありません。ぜひ、いい意味で低いハードルと捉えてチャレンジしてもらいたいです。コンテストはトレーニング内容ではなく、ステージ上でのパフォーマンスが評価される競技です。興味があっても一歩踏み出せないそこのあなた!筋量に自信がないのであれば、スポーツモデルから始めてみてはいかがですか?」

川嶋和也さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:舟橋賢

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