サマスタ選手 コンテスト

食品系会社員が「筋肉質なビキニボディ」で魅了 昼は会社、夜はバスケットボール選手 仕事前の朝トレでボディメイク

11月23日(土)、 行田市産業文化会館にてフィットネスコンテスト『サマー・スタイル・アワード 2024 最終予選』が開催され、佐藤美沙(さとう・みさ / 31)さんがビキニ(ベティ)部門で3位入賞を果たした。全体的に脂肪は少なく、引き締まった身体が求められるこの部門でメリハリのある身体を見せた佐藤さんのトレーニング法とは。

【写真】佐藤美沙さんの筋肉質なビキニボディ

筋トレとの出会いは、学生時代から続けるバスケットボールで患った怪我がきっかけであったという。

「社会人1、2年目あたりで腰ヘルニアを患って。怪我をした瞬間は立てないほどの痛みで救急車で搬送されるほどでした。でもこの出来事が大きな転機で。怪我を治し、大好きなバスケットボールを続けるためにリハビリ目的で始めたのが筋トレだったんです。トレーニングを続けていると徐々に身体の変化も実感できるようになりました。バスケで運動はしているものの、食べることが大好きでふくよかな体型をしていた当時、ただダイエットをするよりも筋肉を残したボディメイクに意識を向けた方がバスケにも生かせると考え、本格的なトレーニングを始めました」

身体を動かすことが大好きなおかげで筋トレが嫌だと感じたこともないという佐藤さん。固定のパーソナルトレーナーは付けず、自らの身体で試行錯誤をしながら身体作りに励んできた。

「パーソナルトレーニングは大会前のタイミングで月2回ほど設定する程度で、普段の筋トレメニューは基本的に自分で組み立てて行っています。内容は、数回のパーソナルトレーニングで学んだ知識を反映させたもの。今大会では弱点である肩の強化に励みましたね。ダンベルやマシンを使って刺激を入れ、サイズアップを図りました」

普段は会社員としてフルタイムで働く佐藤さん。チームに所属し、本格的にバスケットボールにも取り組むかたわらで筋トレの時間は確保できるのだろうか。

「筋トレは就業前の朝の時間に取り組んでいます。日中は食品を扱う仕事をして、夜はバスケットボールといった生活サイクルです。忙しいと思われがちですが、大好きなことに取り組んでいるだけなので、むしろ良いストレス発散にもなっています。減量末期以外はバスケを有酸素運動として考えています。また、減量期でも美味しそうなものを目の前にする仕事で忍耐力をつけています」

「昔は自分が大嫌いだった」と語る佐藤さん。”ふくよかな体型”にコンプレックスを抱えていた過去を筋トレは変えてくれた。

「身体が変わるとどんどん自分に自信が持てるようになるんです。体重は10キロほど変化しましたが、それよりも見た目が変わったことに私は喜びを感じましたね。筋トレで身体が引き締まれば、同じ体重でも見た目の差は歴然です。見た目に変化が現れるのがバスケットボールでは味わえない大きな魅力なのです!」

佐藤美沙さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:夏目英明

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