“サマスタ”の愛称で知られる人気ボディコンテスト『SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)』。昨年2024年4月に初出場したSPRINGCUP・ビューティーフィットネスモデル部門でショートクラス、マスターズクラス、オーバーオール戦の3冠を達成してプロカードを獲得、また12月に開催された決勝大会でもビューティーフィットネスモデル部門マスターズクラス特別賞に輝いた高倉桃子(たかくら・ももこ/38)さん。現在、すでに次のシーズンを見据えている高倉選手が短期間で結果を残すことができた裏には“ヨガ”があった。
現役ヨガインストラクター兼パーソナルトレーナーであり、また2023年にはベストボディ・ジャパンが主催する『モデルジャパン2023甲府大会』のレディースクラス(30歳~39歳)で優勝した経験を持つ高倉さん。
「サマスタ選手の女性らしくもかっこいい身体に憧れて、2023年の11月末から本格的なトレーニングを開始しました。デビュー戦・SPRINGCUPまでの5カ月間は、肩と上背部を集中的に。その後の決勝大会までの7カ月間にはこれらに加え、中背部の筋トレを強化。次の2025年シーズンに向けてこれから特に鍛えていきたいのは、中背部のほか、肩前部、お尻などですね。今年は昨年の自分を超える身体になることを目指しています」
今年も開催されるサマスタへの出場についてももちろん意欲的だ。
「今年の目標はプロ戦での入賞です。その壁は高いですが、超えられると信じて挑戦していきたいと思います」
また昨年短期間で”サマスタ仕様”の身体を作り上げ、大会でも結果を残すことができた要因として「ヨガからの良い影響が多大にあった」と振り返る。
「ヨガと筋トレを並行して行うことで、身体を痛めることなく、常に良い状態でトレーニングをすることができたと思います。またメンタル面でも、心と身体と”本当の自分(=魂)”とを切り離し別個のものとして扱うヨガの考え方がすごく役立ちました。これらが一緒になってしまうと、周りと自分とを比較して一喜一憂してしまったり、周りからどう見られているかが過剰に気になってしまったりしてしまうんですよね」
今回の自身の経験を活かして、今後はトレーナーとして関わる顧客の大会出場サポートにもチャレンジしてみたいと語る。
「サマスタへの出場は、私の人生をより楽しいものへと変えてくれました。同じ経験を、より多くの方にしていただきたい!と思っています」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:大塚真奈美 撮影:夏目英明
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