サマスタ選手 コンテスト

ボディコンテストで活躍する30歳・アイリストの"スレンダー"脚線美 「予約の合間に筋トレ」スケジュール管理で家族との時間も大事に

「こんなにもママはフィットネスのコンテストが好きなんだよ!」

アイリスト、パーソナルトレーナーという仕事に育児、トレーニング、そしてコンテスト。すべてを両立しながら、自分自身の限界を押し広げ続ける深田彩香(ふかだ・あやか/30)さん。
2020年からベストボディ・ジャパンに出場し、4年連続で日本大会進出。昨年は新たな挑戦として、筋量がしっかり評価されるサマースタイルアワードに挑み、よりハードなトレーニングを積んできた。

【写真】深田彩香さんの引き締まった脚線美

「去年は今までよりもトレーニング頻度や強度を上げて、筋量アップを目指しました」

週2〜3回のトレーニングを週4に増やし、仕事の合間や家庭の負担にならない時間を見つけて、自分の目標に向かって努力を続けた。深田さんの挑戦は、ただ身体を鍛えるだけではない。フィットネスを通して、母として、女性としての「生き方」そのものを作り上げている。

忙しくても、「時間を作る力」がすべてを変える

「仕事も繁忙期、閑散期がなく、常に忙しいんです」

アイリスト、パーソナルトレーナー、そして母としての役割。時間が限られている中で、どのようにトレーニング時間を確保しているのだろうか?

「毎朝、1日のタスク整理をして、仕事、トレーニング、家族時間のどれも疎かにしないようにしています」

『仕事の予約の合間にジムへ行く』『朝や夜にトレーニング時間を確保(子どもが寝た後に近所のジムへ)』『日曜日は完全に家族の時間にする(トレーニングオフ、または短時間だけ行う)』

こうした時間管理の工夫によって、どんなに忙しくても、すべてを大切にしながらフィットネスを続けることができている。

「1日、1週間が本当にあっという間です。でも、すべてに全力を注ぎたいからこそ、時間の使い方を徹底的に意識しています」

深田さんがコンテストに挑み続ける理由の一つは、息子に「努力し続ける姿」を見せたいからだ。

「1位を取ったときに、一緒に喜んでくれるうれしさ。1位じゃなかったときに、一緒に『次、頑張ろうね』と言い合える」

家族の応援が、深田さんのフィットネスライフを支えている。そして、それは単なるボディメイク以上の意味を持つ。

「努力を続ける大切さ、一つのことに真剣に向き合う姿勢を、息子にも伝えたいんです」

フィットネスを続けることが、深田さんにとっては自分の生き方を体現することでもあり、子どもへのメッセージにもなっている。

美を追求する仕事だからこそ、フィットネスで「本当の美」を考える

アイリストとして、「美を作る仕事」に関わる深田さんにとって、フィットネスはただの趣味ではない。

「美容の仕事も、フィットネスも、根本にあるのは『美を追求すること』。それは、ダイエット目的の人も、健康美を目指す人も、筋肉美を追求する人も変わりません」

外見の美しさだけでなく、「身体も心も美しくあること」を大切にしながら、日々の仕事にも向き合っている。

「今年は身体づくりに専念して、2026年からは1年間走り続けようと思っています」

深田さんは、すでに次の大きな目標を見据えている。

「来年は必ずプロカードを取りたい。そして、息子に金メダルをかけてあげる」

フィットネスは、ただの身体作りではない。それは「生き方」そのものを変えていく力がある。

深田彩香さん

【SSAアンチドーピング活動】SSA(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:柳瀬康宏 撮影:岡 暁

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