サマスタ選手 コンテスト

ボディコンテストで活躍した26歳・中学校教師 「仕事もボディメイクも本気」忙しさを言い訳にしない全力の日々

「新しい挑戦、新しい仲間、たくさん新しい経験をしました!」

2024年、吉田桃香(よしだ・ももか/26)さんは、ボディコンテストという世界に飛び込み、がむしゃらに駆け抜けた1年だった。中学校の教師として働きながら、『サマースタイルアワード関西予選』ではビューティーフィットネスモデルトール部門2位、ルーキービキニモデル部門3位入賞と、二つの部門で入賞を果たし、その勢いのまま、決勝大会へと駒を進めた。

ボディメイクに全力を注いだ1年は、結果以上にたくさんの「新しい経験」をもたらした。そして、2025年。「誰もが憧れる身体」を目指して、PROという次のステージへと進もうとしている。教師として多忙な日々を送りながら、なぜここまで突き進むことができるのか?

【写真】中学教師・吉田桃香さんの引き締まったビキニボディ

「仕事もボディメイクも本気」— 教師としての責任と、夢を追う姿

「教員をしているから自分の時間が取れない、または教員の業務を疎かにしていると思われがちですが、そうじゃないんです」

教師という仕事は決して楽ではない。日々、生徒と向き合いながら、授業、課題の採点、部活動指導、保護者対応…と、時間がいくらあっても足りない。それでも、吉田さんは時間をやりくりし、毎日ジムに通う生活を続けた。

「コンテストのシーズン中は早起きして、出勤前の朝と勤務終わりの夜に少しの時間でもジムに行くようにしました。仕事は生徒のため、仕事が終われば自分のために時間を作っていました」

「教師だからできない」ではなく、「教師をしながらでも、やりたいことは全力でやれる」。その姿を示すことで、同じように仕事や学業で忙しい人たちへ、モチベーションを届けたいと考えている。

「減量中はどうしても朝から元気が出ない日もありました。でも、生徒の顔を見るだけで元気がもらえるんです。子どものパワーってすごい!」

「減量もトレーニングも楽しむ」— ボディメイクを続けるコツ

「トレーニング中のラスト1セット、3レップ、もう無理だと思いかけても、『これ挙げたら勝てるぞ!』 って闘争心が湧いてくるんです」

減量やトレーニングは、時に辛い。特にシーズン中は、食事制限でエネルギーが枯渇し、朝から元気が出ないこともあった。それでも、吉田さんは「楽しむこと」を忘れなかった。

「理想の体型、憧れの人に近づいてるぞー!って思うとワクワクします!」。さらに、減量の苦しさを共有できる仲間の存在も大きい。

「一緒に頑張っている仲間とトレーニングしたり、情報共有したりすると、『ひとりじゃなくてみんなで頑張ってる!』って思えて、辛いことなんて一つもないんです!」

特に「減量あるあるトーク」で盛り上がるのが好きだという。「みんな同じ状況だからこそ共感できることがある。そういう瞬間が楽しい!」

『仕事の時間と自分の時間を確保して、両方全力で向き合う』『理想の体型を想像してワクワクしながらトレーニングをする』『仲間と一緒にトレーニング&情報共有して楽しむ』『ラスト1セットは「これを挙げたら勝てる!」と自分を奮い立たせる』。これらのことが、吉田さんを目標に突き進ませる大きな力になっている。

教師という多忙な仕事も、ボディコンテストも全力で取り組む吉田さんの源泉には「目標」がある。ボディコンテストだけでなく、「こんな身体になりたい」というのも立派な目標だ。そしてその目標があると、自然とジム通いも継続できるのではないだろうか。

吉田桃香さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:柳瀬康宏 撮影:岡 暁

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