「学生のころは制服のスカートから見える自分の脚が太くて、『脚が太い』『短足』と、容姿に関していじられることが多かったです。それがとても悔しくて…...。制服なので脚を隠すこともできなかったので、当時は笑って受け流していましたが、本当はかなり傷ついていました。だからこそ、絶対に身体を変えたいと思ったんです」
【写真】「こんなに変化⁉」関彩夏さんのお尻と脚のビフォーアフターとコンテスト写真
そう語るのは、サマースタイルアワードで入賞経験のある関彩夏(せき・あやか/24)さんだ。身長160cmの関さんは、オフシーズンの65kg からコンテスト時には48kgまで絞り込みながらも丸みのある引き上がったお尻を披露した。コンプレックスだった下半身を強みに変えたボディメイク方法を伺った。
「お尻はしっかりと鍛えると、引き上がって脚も長くみえる効果があります。どうしても自分の身体を変えたかったので、お尻のトレーニングは特に力を入れています」
「意識しているポイントは、いろんな種目から刺激を入れることです。具体的なトレーニング例は、ゴムバンドを足に巻いた状態でカニ歩きするトレーニングを1分間×3セット。これはウォーミングアップなのですが、この時点でお尻にかなり刺激が入ります。そこから10kgの負荷をかけた足幅広めのスクワットを中心に、ツイストブルガリアンスクワット、ルーマニアンデッドリフトなど、毎回セット数や重量を変えながら常に刺激を入れるようにしています。特に、ツイストブルガリアンスクワットでは、お尻の筋肉のストレッチ感をしっかり意識しています」
また関さんは、最も重要なのは「ただ鍛えるだけじゃなく、毎日鏡でお尻をチェックして、形を作り意識を持つこと」だという。
「昔は脚が太い、短足だと言われてずっと気にしていましたが、お尻が引き上がったことで脚も長く見えるようになったんです!自分のコンプレックスを強みに変えられるのがトレーニングの最大の魅力。お尻が上がってからは、ファッションも楽しめるようになって毎日がキラキラしています!」
トレーニングをしながら、憧れていたボディコンテストに出場するための食事管理も行った。もともと食べることが大好きな関さんは食事管理になかなか苦労したという。
「家族との食事の時間は大切でしたが、減量期は別々のものを食べていました。仕事でストレスを感じたとき、いつもなら食べ物で発散していたのですが、減量中はそれができません。代わりに食べたいものをリスト化してスマホのメモに残したり、家族に目の前で美味しそうに食べてもらったりして『食べたい欲』を昇華してなんとか耐えましたね」
「自分の容姿を変える」、そのことを目標に日頃の筋トレや辛い食事制限を越えた先にボディコンテスト入賞という結果を手にし、そしてコンプレックスの克服もすることができた。
「ボディメイクを始める前の、周りの人の私へのイメージが『下半身デブ』だったので、身体が引き締まったときは『すごい!こんなに変われるんだね!』って言われたことが一番うれしかったし、頑張って本当によかったと思いました。いつもは隠していた下半身ですが、今では堂々と見せられるようになりました」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
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取材:柳瀬康宏 写真提供:関彩夏
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