レンさんは、管理栄養士としての専門性を基盤に、ボディメイクやピラティスを通じて健康的なライフスタイルを提案する注目の人物だ。
メタボリックシンドロームの指導・改善に携わりながら、インスタグラムでは「管理栄養士REN」として食事やトレーニング情報を発信。コンテスト写真の投稿にはファンから「お美しい」「憧れる」の声が上がる。また、サマースタイルアワードへの出場経験を活かし、現在はピラティスインストラクターとしても活躍している。
日常に取り入れやすい食事管理とピラティスの魅力
「管理栄養士として運動の知識も必要と感じ、トレーニングを始めました。そこでボディコンテストを知り、どうせならと大会出場を目指して本格的に身体作りに挑戦しました」
レンさんが実践・推奨する食事管理法は、誰でも無理なく取り入れられるものだ。
「朝の糖質量を抑え、たんぱく質や脂質を優先することで血糖値の乱れを防ぎ、1日の食欲をコントロールしやすくなります。どうしても食べたいお菓子は活動量が多い15:00頃に。また、できるなら、たんぱく質と脂質を先に食べて5分待ってから炭水化物を摂ると、脂肪の蓄積を抑えやすくなります」
筋トレだけでなくピラティスを取り入れた理由は、「継続のしやすさ」にあるという。
「ハードなトレーニングが難しい日でも、メンテナンスやリラックス目的で取り組めるのが魅力です。姿勢や血流が改善され、メンタルも整います。仕事帰りに身体をほぐすだけでも意識が変わり、『良いものを食べよう』『良い服を着よう』といった小さな変化が、運動を日常に溶け込ませてくれます」
自分らしい美しさを伝える使命
大会経験は、レンさんにとって「自分らしい美しさ」を考える転機になったと語る。
「特に、食事と心の密接な関係を感じた体験でした。過度な節制がメンタルの不調を引き起こすケースも目の当たりにして、『食事を楽しむこと』や『人と比べない美しさ』を大切に思うようになりました」
大会後、体重は増えたものの、以前よりも自分に自信を持ち、自分を認められるようになったという。
「トレーニングや減量の苦しさに飲み込まれ、何のために頑張っているのか見失うこともあると思います。これから大会を目指す人には、私の実体験をもとにそのリアルを伝えたいです」
レンさんは管理栄養士としての知識、大会での実践、そしてピラティスを通じた心身のケアを融合させ多角的なアプローチで健康と美を追求している。その姿勢は、多くの人にとって理想のライフスタイルへの第一歩を後押しするだろう。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:にしかわ花 写真提供:レン
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーでボディメイクに奮闘している。