サマスタ選手 コンテスト

「これで50歳!!」 47歳・3児の出産後に筋トレ開始で「メリハリビキニボディ」に

「出産や子育てを経験し、ボディメイクをするには年齢的に難しい」と諦めていないだろうか?そんな観念を鮮やかに覆したのが、50歳でサマースタイルアワードのプロカードを獲得した清水奈穂(しみず・なほ/50)さんだ。47歳から本格的に筋トレを始め、わずか3年でプロライセンスを取得し「人生で最高の身体」を手に入れた清水さんのトレーニング方法に迫る。

【写真】清水奈穂さんの人生で最高に引き締まったしなやかボディ

164.5cmで細身体型だった清水さんは、周囲から羨ましがられる一方で、自分自身は「くびれがなくメリハリのない身体、加齢による全身のたるみが気になっていた」と語る。特にお尻のたるみや肌の質感には強い悩みを持ち、「水着を着る気には到底なれなかった」という。

清水さんが本格的な筋トレを決意したのは、子育てがひと段落した47歳のとき。27歳から3人出産し、子どもたちの育児や教育、家庭のことに専念していたが、2人目の中学受験が終わり、ようやく自分に目を向けられるようになった時期だった。

「身体を変えるきっかけとなったのは、新しい運動プログラムの実践でした。これまでも緩めの運動はしていたのですが、身体を変えるためにパーソナルトレーニングで筋肥大を目的としたプログラムに切り替えました。スクワットは65kg、ヒップスラストは95kg、ベンチプレスは40kgと、自分の中では結構重たい重量でトレーニングしています。ジムはコンテストに出場している現役選手がたくさんいる環境なので、『本当に身体を変えるためにはこれくらい追い込まなくてはいけないのか』と知りました。以前は筋トレをしても3セットをただこなすくらいでしたが、今はセット数や回数を限界まで追い込みます。筋肉痛は日常茶飯事ですね(笑)」

清水さんの身体が大きく変わった背景には、食事へのこだわりもある。増量期も減量期も、基本的に糖質はお米を中心に取り、タンパク質は脂肪が少ない牛もも肉や鶏胸肉、魚を積極的に取り入れている。特に朝食は牛もも肉200g、ブロッコリー、白米を欠かさない。「タンパク質と糖質をきちんと摂ることで、筋トレのパワーを維持しつつ効率的に身体を絞ることができます」と、清水さんはその理由を説明する。

50歳の現在、清水さんは自身の身体を「人生で一番良い状態」と感じている。「娘2人と温泉に行ったときに『お母さんの凄さが分かったわ』と言われたり、友人からは『お尻が大きくなってカッコいい。同世代とは思えない』と言ってもらえたことがあり、とてもうれしかったです」と語る。

「筋トレって本当にすごい。何歳からでも身体は変わります。子育てを終えてからでも遅くない、自分の時間を取り戻してまた輝いてほしいです。人生は意外と長い。私自身、47歳から挑戦したことで、50歳の今が一番輝いていると実感しています。筋トレは人生を変えてくれます」と同年代の女性にメッセージを送る。

年齢や出産、子育てを経験した女性でも年齢を重ねても、適切なトレーニングと食事を継続することで理想の身体を実現できることを清水さんの身体が体現している。

清水奈穂さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

次ページ:清水奈穂さんの人生で最高に引き締まったしなやかボディ

取材:柳瀬康宏 写真提供:清水奈穂

-サマスタ選手, コンテスト
-,

次のページへ >


おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手