サマスタ選手 コンテスト

43歳が「地味だな…」と避けていた筋トレで猫背を改善 スッキリボディに変身

4月6日(日)、 埼玉県・三郷市鷹野文化センターにて『サマースタイルアワード 2025 新人類』が開催され、全体的に脂肪は少なく引き締まった身体が求められる38歳以上のカテゴリ、ビューティーフィットネスモデル部門マスターズクラスでみのり(43)さんが優勝を掴んだ。

【写真】みのりさんの長い手脚を生かした美しいスタイル

数年前まではトライアスロンを趣味にしていたというみのりさんだが、打ち込むあまり怪我をしてしまったという。

「コロナ禍の影響もあり一時期は屋外でのランニングばかりしていたのですが、そしたら足裏の骨が溶けてしまって。原因は ”やりすぎ” 。冷え性で末端の血液循環が悪いなか走り続けたことも骨へのダメージを加速させたみたいで……。痛みで走ることができなくなったことで ”もう自分は何もできない” と落ち込んだままトライアスロンからは少し離れることになりました」

当初、筋トレは「決して好きとは言えなかった」と語るみのりさん。ボディメイクを始めたきっかけを伺った。

「元々トライアスロンで有酸素運動ばかりこなしてきた私にとって、筋トレは真逆の存在。時間もないし疲れるしめんどくさいし地味だし……と避けていました。でも、あるときに ”新しいことをやってみよう” と思い立って。お風呂に入りたいという理由で契約をしたジムでパーソナルトレーニングを受講したんです。もちろん当時の私は筋トレに前向きではありませんでしたから、正直1回きりで終わると思っていました。でも、実際にやってみると ”これは続けないと意味のないものなんだ” と感じて。そこから定期的に続けるようになりました」

大好きなトライアスロンは思い通りできなくなってしまったものの、『筋トレ』という新しい”好き”を見つけることができたみのりさんが感じるトレーニングの魅力とは。

「有酸素運動は同じところをひたすら動かすイメージですが、筋トレは様々な筋肉を動かすことができます。そしてトレーニングを継続することで可動域が広がり、身体も柔らかくなって。腹筋や背中の筋肉がつくことで姿勢も良くなりました。小学6年生で身長160センチを超えていた私。当時から高身長がコンプレックスで猫背の癖がついてしまいましたが、改善されたのは本当にうれしかったです」

家庭との両立を図るため、トレーニングは早朝に行っているというみのりさん。多忙な中でもトレーニングを継続するコツを伺った。

「時間がないなかで継続することは難しく思われがちですが、時間がないから ”こそ” 時間を決めて取り組むことができます。そうすることで定着もしていく。どんなに短い時間でも、どんなに些細なことでも良いと思います。まずは続けることを第一目標にしてみてください!」

みのりさん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:夏目英明

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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