6月29日(日)、千葉県・青葉の森公園芸術文化ホールにて『サマースタイルアワード 2025 千葉予選』が開催され、加藤美佳(かとう・みか / 26)さんがビューティーフィットネスモデル部門ショートクラスで1位に輝いた。さらには本大会、オープンカテゴリのMVPにも選出されるなど、圧倒的な美しさで会場を魅了した。
姉ギャル系雑誌『nuts』の元専属モデルでありながら、現役モデルとして活躍中の加藤さん(モデル名:KATOMIKA)。仕事柄、これまでも体型維持には気を遣っていたというが、コンテスト出場を目指すまでの本格的なボディメイクをするようになったきっかけとは。
「モデル活動をやっているものの、ただ細いだけの身体は嫌だと考えていました。そんなときに友人が出場するサマースタイルアワード観戦の機会があって。感想は素直に”かっこいい”でした。それまでも、身体づくりを目的とした筋トレに取り組んではいましたが、感化されて私も大会を目指すようになりました」
発信者として、努力次第で身体は変わるということを伝えたかった
自身のInstagramは30万人を超えるフォロワーと大きな影響力をもちながらも、身体作りの過程を赤裸々に伝えていた。そこには母やモデルとして、そして発信者としてのプロ意識が伺われた。
「筋トレをしないとメリハリのある女性らしい身体にはならないとボディメイクをはじめて改めて感じました。私は出産を2度経験しましたが、母としてもモデルとしても他の人とは違うものを身に付けたいと思っています。正直、当初はお尻も垂れ下がっておりどうしようもない身体でしたが、だからこそ変わっていく姿を発信できたらとも思いました。発信者として、努力すれば変わるという事実をみんなに届けたかったんです。フォロワーの中には出産を経験している方も多いですし、職業柄、体型維持のことを聞かれることも多かったので、私が皆さんに還元できることがあればと!」
2回目の大会出場となった今大会は、肩周りと下半身の強化に励んだ。
「元々小柄で華奢だから大きく見せられるように意識をしていました。特に下半身と肩のトレーニングには力を入れましたね。肩はサイドレイズをひたすら。下半身はボリュームをつけるべく、スクワットやヒップスラストで追い込みました。下半身は辛いので避けたい気持ちもありましたが、自分に負けずに頑張れたと思います」
モデル業に子育て、身体作りと、多忙な日々を送る加藤さんがオススメする時間活用術とは。
「1日の中で、どこに隙間時間があるかを事前にスケジュールを組むのはオススメです。私は2週間先までのスケジュールは基本的に確定しています。トレーニングや日々のタスクまで細かく洗い出し、計画を立てるのです。また、運動の時間を取れない方には、日頃の食事でも十分に身体は変わるということを伝えたいです。PFCバランスを気をつけたり、タンパク質の補給を意識するだけでもなにかしらの変化は感じられると思いますよ」
スケジュールを『見える化』することで時間を有効活用。工夫次第で自分磨きに充てられる時間も増えるのかもしれない。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:舟橋賢
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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