サマスタ選手 コンテスト

「バキバキの背中と鍛え上げたお尻」で優勝  モノキニビキニで彩られたしなやかな肉体美で会場を沸かす【筋トレ】

モノキニビキニで彩られたしなやかな肉体美と艶やかなパフォーマンスは会場を沸かせ、ステージに登場するたびに観客から大きな歓声が響いた。

「2021年のビューティーフィットネスモデル部門でのデビュー戦で優勝できなかったことにずっと心残りがありました。リベンジしたいという思いが叶ってうれしいです」

【写真】山田真美さんのバキバキの背中と鍛え上げたお尻

6月14日(土)に開催された『サマースタイルアワード名古屋予選大会』で、山田真美(やまだ・まみ)さんがビューティーフィットネスモデル部門で総合優勝を果たした。山田さんはROOKIE CHALLENGE CUP決勝大会のビキニモデル部門で4位で活躍した経験を持つ。

多忙な日々を縫ってトレーニングを死守

現在、人気パーソナルトレーナーとなった山田さんは一日のほとんどがセッションで埋まる多忙を極める生活のなか、週6日、1日2時間のトレーニング時間を確保している。「寝る時間があるならどこか削れるはず」と生活を見直し、トレーニングを捻出しているという。

「自分もそうでしたが、競技としてトレーニングに取り組む方には0か100かで考えてしまう方も多く、生活環境の変化で少しでもトレーニングクオリティが下がると悩んでしまうことが多い。日々、昨日の自分より一つでもプラスがあったなら良しと思うようになり、完璧主義をやめました。手を抜くのではなく、変なプライドを捨てる。こだわって大事にしてきたことでも合わなくなったならやめるという取捨選択をしました」

考え方を改めたことで、自信を損なうことなく心の余裕が生まれたと振り返る。

コンディショニングで質の高いトレーニングを実現

今シーズン、山田さんはトレーニング前の30分をコンディショニングに費やし、全身の土台を整えることに注力した。

「頑固な巻き肩、猫背が改善したことでトレーニングフォームにも良い影響がありました。特に肩甲骨周りを整えることの効果を強く実感しています」

この取り組みにより、トレーニング時間の短縮を補うほどの質の向上が実感できたという。

「ボディメイクは『自分の理想』という良くも悪くもゴールのない目標に向かい続けるので、日々の積み重ねのなかで身体の変化を通して精神も変化していきます。身体の変化は一時的なものですが、精神の変化は一生ものなので、一番大事だと思います。私は自分に対してもお客様に対しても、ボディメイクをすることで人生が豊かになるようにありたいと思っています」

プロ戦への挑戦、ビューティーフィットネスモデルかビキニモデルか

ビューティーフィットネスモデル部門とビキニモデル部門、両方のプロ戦出場権を持つ今シーズン、どちらを主軸にするか検討中だ。

「自分の骨格や身体の特徴から、『なりたい身体』と『なれる身体』を擦り合わせて折り合いをつけながら最善を模索していくことは、難しくも楽しいです。これからも自分の挑戦を信じて頑張っていきます」

強い信念はときに「こうあらねば」という固執に変わってしまう。山田さんの強くもしなやかな考え方は、ボディメイクだけでなく一つのことに熱中し続ける人々にとっても心に響くのではないだろうか。

山田真美さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーとエクサイズでボディメイクに奮闘している。

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