サマスタ選手 コンテスト

「50歳に見えない!」3児の母がコンテストでビキニ優勝 楽しく生きる母の姿を見せ「子どもたちにプラスの人生観を」【筋トレ】

9月15日(月・祝)、群馬県・高崎市文化会館にて『サマースタイルアワード2025 群馬予選』が開催され、清水奈穂(しみず・なほ/50)さんがビキニモデル部門マスターズクラス優勝に輝いた。

【写真】清水奈穂さんのS字ライン引き立つビキニ姿

清水奈穂さん

トレーニングを始めたのは約6年前。子育てが落ち着いたことがきっかけであった。

「筋トレを始めるまでは、3人の子どもに自分の時間を全て捧げる超教育ママ的な生活を送っていました。スポーツ、音楽、勉強とそれぞれ全国レベルになるまで全力サポートをしてきたんです。でも、末っ子が中学受験に成功したことで慌ただしい生活にひと段落ついて。子どもにかけてきた分の余力ができ、自分と向き合う時間を作れるようになりました。そこで始めたのが筋トレです。当時はコロナ禍だったので、ジムでマスクをしていれば1人で黙々と運動ができることに魅力を感じたんですよね。頑張った分、成果に直結する点も自分に合っていたと思います」

トレーニングは週6日の頻度で実施。そのうち半分は下半身の強化に費やした。

「肩幅が広いこともあり、上半身はすでに強く見えていたので今回は下半身を強化してきました。週6日のトレーニングのうち、半分を脚トレに費やすというかなり高頻度な設定でしたが、闇雲に打ち込んでいたわけではありません。背骨や肋骨、骨盤をきれいに整えるため整体にも通いながらトレーニングをしていました。歪みのないバランスの取れた身体を作ることは見た目においても大切ですし、トレーニングの質にも関わります。年齢的にも減量をするとハリが出にくくなってしまうので、しっかり水分も摂取していましたね。そのおげで、大会後のフィードバックでは"これぞビキニの身体"と言っていただけました」

ボディメイクは筋肉が全てではない

大会当日は若々しい身体と雰囲気で会場を魅了した清水さん。

「筋トレをきっかけに若返りができたと実感しています。以前に比べて美容意識も増しましたね。『ボディメイク=筋肉』と思われがちですが、私はそれだけではないと思っています。肌や髪、筋肉の質感など、美しさを育てることもボディメイク。筋肉をつけるだけでは肌も年相応のもので止まってしまいますが、食事から意識を変えるだけでもきれいになります。私自身、ボディメイクをきっかけに未来志向になったと感じているんです」

「楽しく生きる母の背中を見せることは、子どもたちの人生観にもプラスの影響を与えると思っています」と笑顔で語る。

「今では何事においても"自分はおばさんだから"ではなく、"これからだ"と思えるようになりました。子どもたちは半分面白がっているかもしれないですが、子どもの同級生が私のInstagramをフォローして見てくれていたりもして(笑)。お母さんの人生は子供を育てるためと認識されるのではなく、"お母さんってずっと楽しそうだよね"と思われたいです」

ボディメイクで見た目も心も変わった母の背中は、これまで以上に偉大な姿として子供達の目に映っているに違いない。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:舟橋賢

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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