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ヒップアップに成功!プロ戦2連覇の28歳が魅せた肉体美 筋トレ継続のコツは「濃くしない」!?

「京都の元気印」としてSNS上で活動し、見る者を思わず笑顔にするような明るさを持つ、サマースタイルアワード・プロ選手の駒井亜紀(こまい・あき/28)さん。先日8月9日(土)の『サマースタイルアワード 2025 JAPAN PRO CHAMPIONSHIP』(通称プロ戦)でビキニ(ベティ)部門1位に輝いた。昨年の同大会も制しており、夏のプロ戦2連覇とビキニ(ベティ)部門で活躍を続けている。

【写真】駒井亜紀さんの丸みのあるお尻と引き締まった腹筋

駒井亜紀さん

大会での実績は十分にあるものの、決して慢心することはない駒井さん。

「長く課題として向き合っているのですが、今大会でも上半身と下半身のバランスを良くするためのトレーニングを積み重ねてきました。具体的には上半身はバルクアップ、下半身はお尻の下部の強化です。特に上半身では、1度限界まで高重量を扱い、その後すぐに重量を減らして同じ種目を繰り返す、ドロップセットというメニューを続けてきました。ハードなトレーニングではありますが、昨年からずっと続けています」

自分の骨格を理解した上で行うトレーニング

身体作りにおけるトレーニングメニューにおいても研究を重ねている。

「お尻のトレーニングを一つとっても、反り腰の人は上部が育ちやすいという特徴があります。一般的にヒップアップをしたいのであれば、上部を重点的に鍛えるのがセオリーなのですが、反り腰の人だと上部の発達がしすぎてしまって。逆に下部は発達しにくいと今年気づきました。私自身も反り腰ではあるものの、トレーニングにおいては上部も下部もしっかりと効かせることができているつもりだったのですが、動画を見返すとできていませんでした(笑)」

筋トレでの負荷のかけ方は男性顔負けの追い込みぶりだ。

「下半身は低重量で高レップを意識したトレーニングを続けています。最低でも1セット15回は行っていますね。ほぼ限界に近い重量と回数で1種目あたり4〜5セットは必須。気づくと3時間以上、黙々とやってしまうこともあります。時間が取れないときもありますが、『自分を追い込む』ということに変わりありません。時短でやるときほど追い込めたりもするので、トレーニング時間が長ければいいとは限らないとも思い始めています」

5年間筋トレを続ける駒井さんに継続のコツを伺った。

「例えば、トレーニングの頻度を週2回に設定する方の多くは ”頻度が少ない分、1日で全身のトレーニングをやりきろう” と考えてしまいがち。慣れていない状態にも関わらず、1回あたりの内容を『濃すぎる』ものにしてしまうから億劫にもなりやすくなると思うんです。私のオススメは、1日1種目でもいいので毎日継続をすること。まとまった時間を作ろうとしなくてもいいんです。大切なのはジムに通う習慣をつけること。ジムに来てしまえばやりたいことが出てくると思います!」

継続するからこそ、ボディメイクに対する貪欲さは生まれるのかもしれない。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:北岡一浩

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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