9月15日(月・祝)、群馬県・高崎市文化会館にて『サマースタイルアワード 2025 群馬予選』が開催され、金古ひとみ(かねこ・ひとみ / 32)さんがビューティフットネスモデル部門ショートクラスで3位に輝いた。
大会当日は美しい身体の曲線美で観客を魅了した金古さん。溢れるオーラは『とある趣味』で培ったものなのだという。
「私の趣味はコスプレです。昔から楽しんでいるものだったのですが、出産を機に体型が崩れてできなくなってしまって。20代最後に、”きれいに痩せた姿でもう1度コスプレをしたい” という思いからボディメイクを始めました。コスプレのために身体も頑張って絞っていたのですが、そんな様子を見ていたジムのトレーナーが大会への出場を勧めてくれたんです」
ストレッチは筋トレの質を変える
そんな金古さんの本業はフリーランスのデザイナーだ。
「普段はデザイナーの仕事をしているので、1日のほとんどは部屋に籠っての作業となります。椅子に座っている時間も長いので、身体が固まってしまうことも多くて。そのため、トレーニング前は入念に柔軟を行っていました。というもの、身体が固いままトレーニングをしても、思い通りの場所に刺激が入らないことが多くて。トレーニング前にしっかりと時間を使って身体をほぐすだけで、質は格段に上がるんです。同じ時間を消化するのであれば、少しでも成果を残したいですよね」
トレーニングの質にも意識を向ける金古さんが今回強化を図ったのが肩だ。
「昨年出場した大会では、他の選手と比べて肩の張り出しが圧倒的に足りていなかったため、肩のサイズアップを図りました。今回はダンベルを使用した種目が多く、特にサイドレイズは集中的に行いましたね。ただ、この種目は無理をすると僧帽筋などに刺激が逃げてしまう可能性があります。しっかりと対象筋に刺激を入れるために、自分が扱える苦のない重さでネチネチと回数をこなしていました」
ボディメイクを開始したことをきっかけに、食生活への意識も変化した。
「強制的に食生活へ厳しい縛りを設けたわけではなかったのですが、食べ物には気を使うようになりました。正直以前まではコンビニのご飯で食事を済ませることも多くて。でも少しずつ、添加物などを身体に入れることに ”避けたい” という感情が芽生えるようになりました。自宅で鶏肉を調理して食べるようになったのも大きな変化だと思います」
筋トレは日頃の生活における健康意識も高めてくれる。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:舟橋賢
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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