10月5日(日)、埼玉県・坂戸市文化会館ふれあにて『サマースタイルアワード 2025 関東予選』が開催され、實川鈴加(じつかわ・すずか / 34)さんがビューティーフィットネスモデル部門トールクラスで2位に輝いた。

健康維持を目的にトレーニングを始めたという實川さん。そのキャリアは早くも7年目に突入する。
「あるとき友人が『ベストボディ・ジャパン』というコンテストに出場をしている姿を見て、ボディメイクの魅力に引き込まれました。その後、私もベストボディ・ジャパンに出場するものの本格的なトレーニングはしていなくて。サマースタイルアワードへの挑戦を決意したことをきっかけにトレーナーをつけた本格的な筋トレとボディメイクを始めました」
テーマは『自分に負けない毎日を過ごす』
ボディメイクを始めたことをきっかけに、メンタル面でもプラスの変化を感じられるようになった。
「見た目も心も今と昔では別人のように変わったと思います。地味なことでも毎日コツコツと積み重ねることは、自分との約束を果たす日々にもなっていて。その約束を守り続けていることで、自分に自信が持てるようになりました。トレーニング自体は地味かもしれませんが、地味なものほど大きな成果をもたらすきっかけになり得ます。ジムに行くことや質の高いトレーニングをすることなど、色んな意味で『自分に負けない毎日を過ごす』ということを大きなテーマとして考えています」
そう考えるのは、看護師として夜勤もこなすなど、トレーニングを除いた時間でも多忙な日々を送っているからだろう。
「正直、仕事との両立は簡単なものではありません。夜勤もあるので、決まった日にトレーニングするのは難しいですし残業もあります。仕事後は身体も疲弊しているので、筋トレは出勤前に。週5日は絶対ジムに行くと決めているので、時間を捻出するためにスケジュールは週の初めに整えるなど、工夫もしていますね」
限られた時間のなかでも強化を図ったのは、背中のトレーニングだ。
「ラットプルダウンやチンニングで背中の育成に励みました。取り組んだメニューは王道種目ではあるのですが、やり方や身体の使い方の意識一つで効き方は大きく変わりました。胸椎の伸展や力を入れているときの感覚が違うんですよね。成長スピードは格段に上がりましたし、身体の使い方が分かったことでポージングも変化を感じるようになりました。今では片手で10kgのダンベルもスイスイ挙げられます!」
筋トレの成果は身体に現れるだけではない。心の成長も促してくれる。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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