サマスタ選手 コンテスト

会社経営をする40歳がクリーンな食生活で摂食障害を克服しサマスタ入賞 「目標は峰不二子ちゃんボディです!」

11月2日(日)、神奈川県・松田町生涯学習センターにて『サマースタイルアワード 2025 神奈川予選』が開催され、古川友香理(ふるかわ・ゆかり / 40)さんがドレス部門マスターズクラスで2位に輝いた。

【写真】古川友香理さんのドレスが映えるメリハリボディ

古川友香理さん

約2年ぶりのボディコンテスト出場を叶えた古川さんが今大会掲げたテーマは『ストレスフリーなボディメイク』だ。

「前回出場した大会では、無理な食事制限が原因で体調を崩してしまいました。糖質を削ったダイエットで体重は2カ月で10kg減。過度な食事制限とダイエットの影響でリバウンドだけでなく、摂食障害も患ってしまいました。食べることが止まらなくなることもあれば、怖くなったりと不安定な状態になってしまったんです」

40歳を機に自分の人生の物語を変えたかった

40歳でもドレスの似合う女性になりたかったと語る古川さんの目標は『峰不二子ちゃんボディ』だ。摂食障害の再発に細心の注意を払いながら臨んだ今大会。ボディメイクを進める上で工夫したポイントを伺った。

「ボディメイクの軸はストレスを溜めないこと。絶対的な制限はストレスになるので、”これならできる” など何事もプラスに考えられるようにしました。例えば、減量中にドーナツが食べたくなったら、”減量中だから我慢” とするのではなく、”自分で作った米粉ドーナツならOK” とするなどですね。ボディメイクをする方の多くは鶏胸肉やささみを食べていますが、私はなるべく身体が欲しているものを素直に食べるようにしていました」

食生活の改善は大会当日の結果につながっただけではない。

「今回の身体作りは苦に感じることがありませんでした。体調が悪いなか大会当日を迎える方もいますが、私はずっと笑顔でいられて。また、食事改善での効果は大会後の現在でも感じられています。前回は一瞬で5kgも太り、リバウンドをしてしまいましたが、今回はまったく体重が増えていないんです。『ダイエット=食べるのはダメ』と思われがちですが、そんなことは決してありません。自分の身体にあったクリーンなものをセレクトすれば、食べてもよいのです」

会社経営をする古川さんにとって、筋トレはリフレッシュ法の一つだ。

「トレーニングはあくまでも息抜きにすぎません。むしろ、ずっとハッピーでいるためにはトレーニングが苦になってはいけないと思っていいます。気分が乗らないときは無理をせずに休む。楽しく継続を目指す上ではとても大切なことだと思っています」

無理のないボディメイクでこれからも『健康美』を目指し続けてほしい。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

次ページ:古川友香理さんのドレスが映えるメリハリボディ

取材:池田光咲 撮影:荒熊流星

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

-サマスタ選手, コンテスト
-,

次のページへ >

おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手