サマスタ選手 コンテスト

“腰高ビキニボディ”で魅せた26歳 くびれたウエスト作りは「肋骨」が重要!?

11月30日(日)、東京都・TFTホール1000にて『サマースタイルアワード 2025 JAPAN PRO GRAND PRIX』が開催され、中川理那(なかがわ・りな/26)さんがプロ・ビキニモデル部門ショートクラスで2位に輝いた。

【写真】中川理那さんの腰高ビキニボディ

「トレーニングは3年ほど前から始めました。それまで無趣味でしたが知人からパーソナルトレーニングを勧められて。運動習慣とかっこいい身体への憧れもあり、筋トレを始めました。そうするうちに、せっかくトレーニングをするのなら目標がほしいと感じるようになって。大会で勝てるように頑張ろうと決心したんです」

今大会では上半身と下半身のバランスを整えるため、肩周りの強化に励んだ。

「肩のトレーニングではボリュームアップを図るため、高重量を扱ったトレーニングを中心に行いつつ、低重量でもしっかりと効くようにフォームや呼吸をより意識・改善してきました。女性は呼吸でどうしても肋骨が開きやすいのですが、それをできるだけ抑えられる呼吸法でトレーニングに取り組んでいましたね」

ウエストの細見えに直結する肋骨の締め

中川さんの武器はなんと言っても引き締まったウエスト。細いウエストでありながらも肋骨は浮き出ておらず、『ガリガリ』な印象を与えない身体は他選手を圧倒するものであった。呼吸の意識は美しいウエストラインの構築にも大きな影響を与えている。

「具体的には下腹部に力を入れ、肋骨が閉まった状態でも呼吸ができるようにトレーニングを行っていました。ポージング中に呼吸を止めるわけにはいかないですからね。特にバックポーズでは背中を少し後ろに反らした中で肋骨を絞める必要があるため、この呼吸は身体が硬すぎると実践は難しいです。私自身も筋膜リリースを習慣的に行い、背中周りの柔軟性向上にはかなり気を遣っていました」

若き女性経営者としての顔も持つ中川さん。限られた時間で質の高いトレーニングを実践する中川さんがおすすめするボディメイクへの向き合い方とは。

「まずは自分の現実と真摯に向き合うことをおすすめします。どんな人でも自分の苦手に向き合うことは避けたいと感じるもの。でも私は苦手こそが一番の成功の近道だと思っていて。自分の姿に自信をもつことは大切ですが、客観視することも同じくらい大切です」

「自分の苦手と向き合うことは根本的な解決につながる」と語る中川さん。

「私自身も今大会で初めてビキニでの負けを経験しました。もちろん悔しいですが、今ではこの事実をしっかりと受け入れています。むしろまた強くなれるきっかけになりそうですよね。これからも前向きにボディメイクへの挑戦を続けていきたいです!」

自分の長所と短所を理解し、適切なアプローチを続けることがボディメイク成功の近道だ。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:舟橋賢

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

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