11月23日(日)、千葉県・青葉の森公園芸術文化ホールにて『サマースタイルアワード 2025 最終予選』が開催され、三根幸奈(みね・さちな / 39)さんがビューティーフィットネスモデル部門トールクラスで2位に輝いた。

ぽっちゃり体型が悩みであった三根さんは、ダイエットをきっかけに筋トレの世界へ飛び込んだ。
「ジムに行っても筋トレのやり方が分からないと思い、パーソナルトレーニングへ通い始めました。大会への出場は、明確な目標をもって取り組むようにするためです。いわゆる万年ダイエッターであった私も、何か目指すものがあれば成功するかなと思って」
初めは慣れないボディメイクにより「やっぱり大会には出たくない」と思うこともあった。
「最初は大会に出るのも恥ずかしいし、正直やめたいと思うこともありました。でも思い返すと楽しかったと思えていますし、何よりも大会後のフィードバックはトレーニングのモチベーションを上げてくれるんです。今では、有酸素運動の代わりに登山に行くなど、抵抗なく筋トレと運動を継続できています」
仕事前のトレーニングが日課
「トレーニングは断然朝派で、4時に起きて行っています。仕事後だと疲れていますし、残業があると帰る時間が一定ではなくなるので行けないことがありそうですが、朝だと絶対にできますから。朝のトレーニングは集中力もありますし、体力もある状態でできるのですごくオススメです。私は1日1時間半程度行い、夜はしっかりと休む時間に充てています」
今大会では約3カ月という短い期間で12kgものダイエットに成功した。
「昨年は下半身の脂肪が落ちきらず、上半身と下半身のバランスを指摘されました。そのため、今回は脚のトレーニングと絞りに力を入れたんです。昨年は5カ月間で10kgほどの減量でしたが、今年は約3カ月で12㎏ほどの減量に成功しました」
短い期間でも健康的なダイエットを実現した三根さん。身体作り成功の秘訣を伺った。
「トレーニング時間や食事、睡眠の方法を今年は変えたのですが、それが上手くフィットしたのが大きかったと思います。トレーニングの時間は夜から朝に。ほぼ毎日行っていた筋トレも、週2日はオフを作るように改善しました。休養の大切さを覚えましたね(笑)」
メンタルも安定した状態で継続できたのは、無理なダイエットとなっていない証だろう。
「食事に関しては、カロリーを減らしたとしても代謝を上げないと意味はありませんから、しっかりと食べることを意識していました。そして食べた分、たくさん動く!そうすると、体重の停滞もなく安定したメンタルを維持できました。周りにポジティブな声かけをしてくれる方がいたものかなり大きかったと思います」
安定した食事量と、適切な量の運動を習慣化することがボディメイク成功の近道だ。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:舟橋賢
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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