『サマースタイルアワード2025JAPAN PRO GRAND PRIX(東京都江東区・TFTホール)』などハイレベルなコンテストで活躍をする猿渡淑乃(さわたり・よしの /33)さんは2024年から同団体のプロ選手として頭角を現し、認定ポージング講師としても活動をする選手である。そこで今回は、低頻度・短時間トレーニングの実践を続ける猿渡さんの独自の身体作りのメソッドを聞いた。
【写真】猿渡淑乃さんの筋肉の詰まったミチミチボディ(写真5枚)

2025年11月に開催されたプロ戦では、見事4位入賞を果たした猿渡さん。悔しさを滲ませながらも、「コンディションは過去一でした」と充実の表情を見せた。
「出場するからには過去一を目指して取り組んできましたが、今大会当日のコンディションは心身共に過去一でした。結果は4位でしたが、2024年の10位という結果からは成長できたので、悔しさは残るものの自己満足もしています。トレーニング、食事、生活とすべてを考えながら生活した1年が報われたと感じるほどの身体になったと実感しています」
筋トレ8年目でも筋肉量が増え続ける
ボディメイク歴8年目にもなると、筋肉の成長曲線は緩やかになるもの。特に女性はホルモンの問題から筋肥大は長期戦と考えられている。そんな中、筋肉量を1年で1.1kgほど増加させた事実は努力の結晶と言っても過言ではない。
「本来、体脂肪の多い生き物である女性が減量をしていくと直面しがちな問題はゲッソリとしてしまうこと。私もその問題を抱える1人だったので、2025年は ”体脂肪を落とし筋肉はつける” ということに特化した1年でした。そして大会後の感想として自分・コーチ・観客の口から出た言葉は “詰まって見える” 。これは、筋肉をつけて脂肪をきれいに落とすことができた証明になる言葉だと感じています」
過去一の仕上がりで大会当日を迎えた猿渡さんの身体を見ると「毎日どれほどハードなトレーニングを積んできたのだろう」と想像する方も多いだろうが、猿渡さんは低頻度・短時間トレーニングを続けている。
「筋トレの頻度は週3日。1回あたりの時間も85分と決めています。競技を始めたての頃は右も左も分からず、頑張る自分に酔っていた部分があったので、筋トレは毎日行うべきだと考えていました。でも、経験を重ねるうちに良し悪しも分かってきてきて。今年は85分のトレーニングに全集中のスタイルで臨みました。むしろそれ以外の時間に筋トレのことはなにも考えないほどです。私にはメリハリをつける生活が合っていると思います」
ボディメイクは小さなことの積み重ね
低頻度・短時間トレーニングでありながらボディメイクに成功し、全国トップクラスで活躍するまでの身体を手に入れた猿渡さん。この成功実績は、時間的問題でボディメイクに挫折経験をもつ方のロールモデルとなるだろう。
「まずは些細なことでも良いので続けられることを1つ決めましょう。すぐに変化を実感できるものはすぐに消えてしまいます。だからこそ大切なのは、小さなことの積み重ね。私は筋トレを始めてある程度時間も経っているので、その小さな継続をいくつかやっているだけなんです。朝起きたらコップ1杯の水を飲む、週の何回かは朝起きたら散歩をするといったことで構いません。自分に優しく、人生を豊かにする行動は身体作りにもつながると確信しています!」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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