8月16日(日)、東京都・三鷹市公会堂で開催された『MASTERS CUP 2026』。ウーマンズレギンスフィットネス部門50歳以上クラスで1位に輝いたのが、室田麻里子(むろた・まりこ / 52)さんだ。筋トレを始めて今年で4年目。両親を介護するなかで、自身の身体にも目を向けるようになったことがボディメイクの始まりだ。当時は両親が老老介護の状態。サポートを続けるためにも、まずは自分が元気でいなければと考えた。
【写真】室田麻里子さんのす睡眠改善と1日30分の筋トレで-10kgを達成した身体
「年齢とともにふわっとした服を着るようになって、子どもからは “ケンカが強そう” なんて言われていました(笑)。体重計にも何年乗っていないか分からないほどで、久しぶりに健診で量ったらびっくりしてしまって。介護の力になるためにも身体を鍛えなければと思い、この機会にボディメイクを始めることにしました」
3カ月で約10kg減、変えたのは睡眠
身体作りで最初に見直したのはトレーニングでも食事でもなく、長年乱れていた生活習慣だった。
「若い頃から睡眠時間が3時間くらいしかなく、“まずは人間らしい生活をしよう” と6〜7時間の睡眠時間を確保するところから始めました。するとみるみるうちに体重が落ちて、3カ月で10kg近く減ったんです。当時の筋トレは30〜40分で5種目を週2〜3回程度。食事も特に変えていなかったので、自分でも驚きました」
昨年からは周囲の勧めもあり、コンテスト出場にも挑戦。予想以上の成績を残したことでスイッチが入り、この1年はより自分の身体と向き合ってきた。
「トレーナーはつけず、メニューは自分で考えています。トレーニングの最初には必ず懸垂をして、その日の力の入り方や疲れ具合を確認するんです。その感覚で調子が悪そうな日は下半身のハードな種目を控えるなど、メニューを調整しています。Vラインを出したかったので、この1年は特に背中を強化してきました」
お気に入りのパンツも再び履けるように
「もともとファッションが好きなので、好きな服をかっこよく着られるようになったことがうれしいです。姿勢も良くなって、服も映えるようになりました。独身時代に履いていたお気に入りのパンツをずっと取っておいていたのですが、昨年ふと思い立って履いてみたら、ちゃんと履けたんです!」
数字だけではなく、鏡に映る自分の変化を見ることも大切にしている。
「体重などの数字に囚われすぎず、見た目の変化を楽しむのがいいと思います。鏡から目を背けず、しっかり自分と向き合ってみると、小さな変化にも気づけます。それがモチベーションになりますし、身体が変わっていくことを楽しめるようになると思います」
両親を支えるために始めた筋トレは、自分自身と向き合う時間へと変わった。生活習慣から整え、52歳で手にした優勝。再びお気に入りの服を楽しむ室田さんの姿は、ボディメイクの魅力を体現している。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。
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取材:池田光咲 撮影:高坂裕希
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