9月21日に開催された「サマースタイルアワード東海帝王予選大会」で、ルーキービューティーフィットネスモデル、ビューティーフィットネスモデルの両部門で3位に入賞した舘実希(たち・みき/30)さん。フィットネス歴1年半で初めて大会に挑戦。ステージで見せた弾ける笑顔の裏には、仕事とトレーニングを両立させながら重ねてきた努力があった。
大人になって、本気で目指した「1番」
大会への出場を勧めてくれたのは、パーソナルトレーナーだった。大会の存在さえ知らなかったが、名古屋大会を観戦し、自分の身体はまだステージに立てる状態ではないと実感。本格的に取り組むきっかけとなった。
「大人になって、本気で頑張ったり順位をつけられたりする機会って、なかなかないですよね。だからこそ、1番を目指してみたいと思いました」
筋肉を付けるために4kg増量し、そこから12kg減量。身体を大きく変える過程では、体調管理や怪我の予防にも心がけた。
100点を求めず、続けること
仕事が長引けばトレーニングや食事、睡眠の時間にも影響する。忙しい日々の中、会社の理解を得て仕事を週末に回すなど工夫し、トレーニングの時間を確保した。食事管理では、母親も食事の計量や塩分の調整を手伝ってくれたという。
そんな挑戦を通して身につけたのが、完璧を求めすぎない考え方だ。
「以前は100点を目指して、できないと落ち込んでしまうことがありました。でも、70点でもいいから続けることが大事なんだと分かったんです」
思いどおりにいかない日も、諦めずに続ける。その積み重ねが自信へとつながった。
応援が力に。自分の挑戦が誰かの刺激にも
大会当日は、友人や職場の同僚も応援に駆けつけた。減量中は食事の誘いやお菓子を断ることもあったが、周囲は舘さんの変化を見守り、応援してくれた。
なかには「実希を見習って頑張る!」「ジムに入会した!」と話す人も。自分の頑張りが誰かの新しい一歩につながったこともうれしかったという。
「大人になって、こんなに周りに応援してもらえる機会ってなかなかないと思うんです。30歳になって最初の挑戦を頑張れて良かった!」
次は金メダルを目指して
初出場で両部門3位という結果を残した舘さん。次は応援してくれた人たちに金メダルで恩返しすることが目標だ。今後は体脂肪を落とすための減量に加え、ポージングにも力を入れていく。
弾ける笑顔で周囲を明るくしながら、自分自身も新たな目標へ。舘さんの挑戦は、次のステージへと続いていく。
時には100点を求めすぎないで70点でもいいから続けていくことが、身体を進化させるために重要なのかもしれない。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材・文:大熊智子 撮影:上村倫代
福岡県北九州市生まれ。愛知県育ち。大学で社会心理学・メディア論を専攻。各種広告・広報など企業案件の取材・執筆を担当するかたわら、町の文化や魅力を伝えたいと、地域情報の発信にも力を入れている。
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