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「中年でも変わりたい」 50歳で始めた"ゆるい筋トレ"を見直して54歳で体脂肪率5%の肉体を手にする【筋トレビフォーアフター】

「年齢とともに衰えていく筋肉と体型に、正直うんざりしていました。50歳になったのを機に、“中年でも変わりたい”と思い、ボディメイクを始めたんです」

そう語るのは、現在ボディコンテスト団体「サマースタイルアワード」のサーフモデルマスターズ部門で活躍する小野寺俊久(おのでら・としひさ/54)さん。

【写真】年齢は関係ない!小野寺俊久さんの54歳とは思えない体脂肪率5%ボディ

「もともと目標を持って行動するのが苦手で、運動神経も鈍いタイプ。自分の弱点は分かっていました。それでも“年齢を言い訳にしたくない”という想いが強くて、体型を変えることを決意しました」

そこから、小野寺俊久さんの挑戦が始まった。

「最初に取り組んだのは、元々やっていた“ゆるい筋トレ”の見直しです。週末だけだったトレーニングを、平日にも取り入れることにしました。朝4時半に起きて15分ウォーキング。その後、肩・胸・背中の3分割で10レップ×3セットをローテーションしながら、出勤前の1時間で筋トレを行うようにしました」

朝の時間を有効に使い、トレーニングを日課へと変えていったのだ。そして食生活も同時に見直した。

「ほとんど自炊に切り替えて、アプリでカロリー管理をしています。朝はパンをやめてオートミールに。昼はコンビニ弁当から鶏胸肉とブロッコリー弁当へ。夜は外食をやめて、野菜中心の手作りメニューに。1日の摂取カロリーは約2,000kcalに抑えています」

その結果、元々、75kgあった体重は60.5kgへ、 体脂肪率はなんと5%と1桁になったという。
※体脂肪率は市販の体組成計によるものです。

「朝のトレーニングは時間が限られているぶん集中できますし、一番元気な状態で取り組める。おかげで一日中エネルギーに満ちた感覚があります。20代で腰椎分離症になり、長年腰痛に悩まされてきましたが、それも改善されました。姿勢も良くなり、以前はひどかった背中のコリもなくなりました」

こうした積み重ねによって、身体だけでなく生活の質も大きく向上したという。

「今では、“年齢を言い訳にしない理想の身体作り”ができていると、自信を持って言えます。目標を持つことで、人は何歳からでも変われると思います。疲れているときは無理をせず休む。食事も我慢しすぎず、自分のペースで続ける。頑張りすぎないことが、継続の秘訣だと思います」

“継続は力なり”それを体現するように、自分を律し、日々努力を重ねてきた小野寺俊久さん。

「何歳からでも、身体は変えられる」その言葉を証明する姿が、これからも誰かの一歩を後押ししてくれるに違いない。

小野寺さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:佐藤佑樹 写真提供:小野寺俊久

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