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バーベルで潰れる恐怖をゼロに “限界を超える”トレーニングの新常識『KOIMACHINE』がクラファン挑戦中

――「顎で助かる」革新的補助装置が、一人トレの限界を変える

「あごの動き」でウェイトを制御するセンサー部分

「あごの動き」でウェイトを制御するセンサー部分

限界まで攻めたい。でも潰れるのが怖い――。そんなすべてのトレーニーに向けた新提案。

自宅やスタッフ不在ジムでのトレーニングを、より安全かつ挑戦的に進化させる補助装置『KOIMACHINE(コイマシン)』が、現在クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて支援を募集中だ。

親友の事故が、開発の原点

ウェイト部分25kg。最大50kg×2の100kgまで対応可能

ウェイト部分25kg。最大50kg×2の100kgまで対応可能

この装置を開発したのは、富山県でトレーニングジムと極真空手道場を運営する小井義和(こい・よしかず)氏。トレーニング歴43年、空手歴42年というキャリアを持つフィットネスの実践者だ。

きっかけは、7年前に起きた悲劇だった。親友が自宅でベンチプレス中、潰れてバーベルが胸を直撃。誰にも気づかれず、そのまま亡くなってしまった。

「なぜ、一人でも安心して追い込める補助装置がないのか」――その強い思いが、小井氏を動かした。

顎の動きで“脱出”できる仕組み

ウェイト部分35kg×2の70kg

ウェイト部分35kg×2の70kg

KOIMACHINE最大の特徴は、補助作動が「顎の動き」で起動すること。

バーベル両端に追加されたウェイトの一部を電磁石で保持し、限界が来たときに“口を開ける”とセンサーが反応。瞬時にウェイトの一部が開放され、バーが軽くなるという仕組みだ。これにより、限界まで安心して攻めることができる。

特許もすでに取得済みで、新規性・進歩性・実用性が公式に認められている。

潰れないから、限界に挑める

ウェイト部分45kg×2の90kg

ウェイト部分45kg×2の90kg

この装置があれば、自宅トレーニングで最も大きな課題である「安全性の確保」がクリアできる。特に高重量を扱うベンチプレスやスクワットにおいて、その価値は非常に高い。

“潰れる恐怖がない”というのは大きな心理的メリットだ。とくに自宅や個人ジムでトレーニングを行うトレーニーにとって、最後の1repに挑戦できるかどうかで成果は大きく異なる。安全が担保された状態で限界を攻められるというのは、まさに「挑戦のための安全装置」といえる。

今後は、リハビリや中高年層へのフィットネス普及にも活用できる可能性があるだろう。

クラウドファンディングは現在進行中

おもりが外れた瞬間(自分の意志でおもりを落とすことが出来ます)

おもりが外れた瞬間(自分の意志でおもりを落とすことが出来ます)

現在、このKOIMACHINEはクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて支援を募っており、支援者には体験会(東京・富山)参加券などのリターンが用意されている。

プロジェクトの目標金額は100万円。支援受付は2025年10月中旬まで。新しいトレーニング補助のスタンダードとなるか、今後の動向に注目が集まる。

★プロジェクトページはこちら(CAMPFIRE)

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佐藤奈々子選手
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