
写真:中島康介
腕は元々自信のある部位でしたが、2018年のオフから2019年のコンテスト出場にかけて、より良くなったと感じました。この頃は、おそらく腕周りは43㎝程度だったと思います。
この期間は二頭筋と三頭筋を同じ日に行っていて、それぞれ3種目から5種目でした。メニューの内容はそれ以前とほとんど同じでしたが、意識やレップを大きく変えたことがポイントです。二頭筋ならば、インクラインダンベルカールではストレッチを重視し、よりネガティブ局面で刺激が入るようにしました。そして三頭筋は、3から5レップしかできない高重量のトレーニングをメインにしていました。

「収縮ポジションで『グッ』と力を入れる感覚を大事にしていますが、このEZバーカールは習得が難しい種目でもあります」
このような変化のきっかけは横川(尚隆)選手です。ナロープレスを200㎏くらいでやっていたのを見て、真似しようと思ったのを覚えています。重量やトレーニングの雰囲気は横川選手を参考にして、メニューは鈴木雅さんの影響を受けて構成しました。2人の良いところを学んで、自分の腕が良くなっていった印象です。
腕は得意な部位なのですが、強いて言うならば、種目ごとの目的を考えずにただ動作していた時期はあまり成長がなかったと思います。2018年以前はこのようになんとなくのトレーニングになっていましたね。
今は重さを使いつつ丁寧に動作することを重視しています。伳に対する負担が少ないので、その分、重さを扱い続けることができています。
初心者の方へのアドバイスとしては、ストレッチで負荷がかかる種目を選ぶことを挙げます。EZバーカールで「グッ」と力を入れる感覚は大事なのですが、実は習得が難しい種目なのも事実です。

「初心者の方へのアドバイスとして、ストレッチで負荷がかかる種目を選ぶことをお勧めします」
三頭筋に関しては、高重量を勧めますが、肘への負担には気をつけたいです。動きを考えながら種目を選ぶことも大切ですね。
腕が一番太くなった時期にやっていたこと
【やったこと】二頭筋はストレッチを重視、三頭筋は3~5レップしかできない高重量をメインにした
よしおか・まさてる
1995年8月15日生まれの30歳。神奈川県出身。身長164㎝、体重67㎏(オン)・80㎏(オフ)。トレーナー。「三頭筋と言えば吉岡選手」というほどの肩を覆い尽くすような腕を持つ。2021年日本男子ボディビル選手権12位。2022~2024年年同大会10位
文:舟橋位於 撮影:岡部みつる 大会写真:中原義史 Web構成:中村聡美











