サマースタイルアワード・ベティ部門のプロ戦で昨年7連勝を達成した射手矢味香(いてや・みか / 29)さん。丸く引き上がったお尻が目を引く射手矢さんだが、最初から今のようなお尻ではなかった。進化した秘訣を聞くと意外にもお尻以外の部位に着目することが大事だという。日常生活の姿勢にも気を付けているという射手矢さんに詳しく伺った。
[初出:Woman'sSHAPE vol.29]「お尻以外の部位の安定感を徹底!」射手矢味香
Q1今のお尻になるまでに、トレーニングで意識したことは?
狙った部位に効かせるためのフォームやポジショニングを徹底することはもちろん、効かせたい部位から負荷を逃さないために、お尻以外の部位の安定感を徹底することも意識しています。
例えば、股関節や膝、足首などの関節はもちろん、腹部や頚椎にかけての上半身もです。最も大切にしているのは、スタートポジションの時点で効かせたい部位にしっかり負荷を感じるポジションにセットすることです。
Q2お尻トレーニングの組み方は?
お尻の部位を大まかに大殿筋と中殿筋に分けて、それぞれにアプローチしています。大殿筋はお尻全体のボリュームアップを狙って、スクワットやブルガリアンスクワット、ルーマニアンデッドリフト、ヒップスラスト、レッグカールなどを中心に。
中殿筋はヒップアップと、より丸みあるお尻作りを狙って、アブダクションやレッグサイドレイズ、中殿筋狙いの変形片脚ルーマニアンデッドリフトなどを組み込んでアプローチしています。
Q3日常生活で意識したことは?
お尻は美姿勢の土台ともなるので、日頃から股関節や背骨が歪むような姿勢を取らないように心がけています。基本的には骨盤底筋から腹部にかけてを軽く締めるようにして、肩甲骨を少し下げる意識で胸を張って、首から頭頂までを真っ直ぐに保つような姿勢でいることを意識しています。
他にも、階段を上る際や自転車移動のときには、トレーニングのつもりで身体を使うようにしています。
Q4理想のお尻は?そのために取り組みたいことや取り組んでいることを教えて!
トップからボリュームのある引き上がったお尻です。加えてサイドに張りがあり、引き締まったウエストから膨らむようなシルエットが理想です。
さらなるボリュームアップを目指して、トレーニングの重量を少しずつ上げていくことと、その中でより狙った部位に負荷を感じやすくするための周辺部位の使い方を意識・研究することです。お尻を強調させるためにも、今年はウエスト作りへのアプローチにも力を入れていきたいです。
いてや・みか
2024年サマースタイルアワードJAPAN PRO GRAND PRIX・PRO BETTY tallで優勝し、プロ戦で7連勝
取材・文:Woman'sSHAPE編集部 撮影:夏目英明 写真提供:射手矢味香 Web構成:中村聡美
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