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推しのアイドルがきっかけで宅トレ開始! 数年後にはジムで鍛え、「脚よ太くなれ」と願うように【筋トレビフォーアフター】

筋トレを始めたきっかけは、意外にも“推し”の存在。望月柚花(もちづき・ゆか/26)さんは、“推し”であるSnow Manの岩本照さんが筋トレをしていることを知り、自宅でのトレーニングからスタートしたという。

数年の宅トレ時代を経て、「もっときれいな身体になりたい」という思いが募り、ジムに入会。本格的にボディメイクへと踏み出した。そこからおよそ2年。約60kg・体脂肪率29%(※)だった身体は、49kg・体脂肪率約12%(※)に変化した。
(※体脂肪率は市販の体組成計によるもの)

【写真】望月柚花さんの張り出した脚&ビフォー写真

脚を育てるために毎日スクワットチャレンジ!

当初は骨格のがっしり感や肩幅の広さ、太ももの太さにコンプレックスを感じていたという望月さん。しかし、フィットネスの世界、特に“ウーマンズウェルネス”では、下半身の筋肉量が評価されるカテゴリーでそれらが「強み」となる。これまで悩んでいた部位が評価される喜びに目覚め、身体づくりの楽しさにのめり込んでいった。

ウェルネスに必要な脚の筋肉を育てるため、それまで避けていた脚トレを本格的に開始。2024年1月に大会出場を意識しはじめ、4月にはカテゴリーの特性を研究したそうだ。

「その年の5月から脚トレを強化し、8月には『毎日スクワットチャレンジ』を自主的に行いました。どの部位のトレーニング日であっても、必ずスクワットを取り入れたんです。周りからも『脚が成長したね!』と言ってもらえました」

減量期のメンタルを支えてくれたポジティブ日記

さらに、競技者として“応援される存在”を考えるようになったことで、人間性にも大きな変化があった。「最初はポジティブに振る舞おうと心掛けていましたが、表現から変えたことでいつの間にか内面まで明るく前向きに変化しました」と、望月さん。

減量期の食生活では、徹底したカロリー管理と自炊が習慣に。鶏胸肉と玄米を中心に組み立てられた食事に加え、甘いものも制限。特に大好きな生クリームは、大会が終わるまで完全に封印して、目標へと突き進んだ。

また、その日にできたことを肯定的な言葉で記録する『ポジティブ日記』も減量期のメンタルの支えになったそうだ。

「食べすぎてしまったけど、いつも頑張っている自分にご褒美をあげた!とか。減量中の停滞期など精神的に落ちやすい時期も、メンタルの安定を保つことができ、元気なまま進めたと思います」

「昔は“細くなれ、細くなれ”と念じていた太ももですが、今は“太くなれ、太くなれ”と願っているんです」と笑う望月さん。コンプレックスだった部分を自分の強みに変え、自信を得て、人生そのものを楽しめるようになったという。

自分のコンプレックスが、実はフィットネスの世界で“強み”として輝ける可能性がある。自分を好きになるきっかけは、ほんの小さな一歩から始まるのかもしれない。

望月柚花さん

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材・文:小笠拡子 大会写真:中島康介 写真提供:望月柚花

執筆者:小笠拡子(おがさ・ひろこ)
ボディビルにハマり、毎年筋肉鑑賞への課金が止まらない地方在住のフリーランスライター。IRONMAN・月刊ボディビルディング・Woman’s SHAPEなどで執筆・編集活動を行う。筋肉は見る専門で、毎月コツコツ筋肉鑑賞貯金をしている。

 

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