「毎日疲れやすくて、鏡に映る自分を見るのがつらい」
そんな産後の時期から、身長153cmで体重58kgから43kgへ、ぽっこりしたお腹をきゅっと締まったウエストのくびれボディへと身体を変えたのが、パーソナルトレーナーとして活動する浅香由季(あさか・ゆき/32)さんだ。
【写真】浅香由季さんのカッコよく引き締まった砂時計ボディ(アフター5枚、ビフォー正面、横、背面写真)
浅香さんが目指したのは『細い身体』より『活力あるかっこいいお母さん』。子どもを抱っこしても重く感じにくい身体、疲れにくい身体を作ることだった。
朝4時に動けた理由は「頑張りすぎない食事」と「回復優先のトレーニング」
浅香さんが最初に決めたのは、完璧なメニューでも根性論でもなく『続けられる形』だった。
「出産直後は小さな子どもを育児しながら、子どもが昼寝の合間に宅トレをすることからスタートしました。最初はプランクが20秒もできないほど筋力が低下していたので、産後の身体に無理をせず、まずはリハビリ感覚の気持ちで始めました」
そして少しずつ身体が慣れてきた頃に24時間のジムに入会した。
「ジムは週3回を目標にスタートしました。行ける日を積み上げていく発想にしたことで、育児と仕事の波があっても崩れにくくなりました。両立で大変だったのは、子どもが起きる前の早朝4時〜6時に動く生活です。もちろん眠い日もありましたが、家族の協力があったことが継続の支えになりました」
トレーニングは背中、肩、お尻、ハムストリングを中心に実施。
「ジムではマシンの空き状況で当日のメニューを組み替えつつ、減量中でもお尻のサイズ感を落とさないために重たい重量の種目を最低1つは入れるよう意識していました。有酸素運動はほぼ無しです。脂肪を落とすために筋肉を削るより、疲労回復を優先してトレーニングの強度、質を守るようにしました。結果的に、体力がついて疲れにくくなり、姿勢も良くなって身体の痛いところが無くなりましたね」
食事でやったことはシンプルだ。
「主食をパンから米に変更して、時間に追われてバタバタしてるときは、つい自分だけの食事は簡単な一品物で済ませがちだったのですが、毎食『野菜+たんぱく質』を必ず意識するようにしました。あとボディメイクといえば食事を減らしがちなんですけど、アンダーカロリーにしすぎず『食べたら動く』を徹底するようにしました」
減量中の食事は、時短のためにほぼ固定メニューに寄せた。
「具体的なメニューは鶏胸肉、小松菜、エノキ、玄米100gを1日4回。鶏胸肉を塊肉ではなくひき肉に変えることで、お腹の膨張感が減って消化がスムーズになる感覚があります」
一番うれしかったのは、子どもからのひと言。
「ママ可愛くなったね」
その言葉が、続けてきた時間を報われた気持ちにしてくれた。
浅香さんは「いつか子どもたちが大きくなったら、一緒にフィットネスのコンテストに出たい」とも話す。体型を変えることは、見た目だけでなく、家族との未来の楽しみ方まで変えていくのかもしれない。
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取材・文:柳瀬康宏 写真提供:浅香由季
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。











