出産後、自己流の食事制限では思うように身体は変わらなかった。熊崎佳子(くまざき・けいこ/46)さんは「正しく学ぶこと」で身体を変えていき、今では丸みのある肩や引き締まった身体をつくり上げ、自らもパーソナルトレーナーとして人の身体づくりを支える立場になっている。15年前とは大きく変わった背景には、産後の挑戦と、試行錯誤の末につかんだ確かな学びがあった。
【写真】熊崎佳子さんの丸みのあるお尻(バックポーズ含む14枚)

左2011年、右2025年
熊崎さんは昔からジムへ通っており、運動習慣こそあったものの筋トレを本格的に行っていたわけではなかったという。
「食事制限は自己流だとうまくいきませんでした。でも、きちんと知識を得てからやり方が変わって、そこからは順調でした」
ただ食べる量を減らすのではなく、なぜその食事管理が必要なのかを理解すること。これが、無理な我慢ではなく、続けられる方法につながったという。
産後に筋トレと本気で向き合い、経験を仕事に変えた
熊崎さんが本気でボディメイクを始めたときは育児の真っ最中であり、時間の確保は簡単ではない。それでも、毎日が必死でありながら充実していたと振り返る。
「とにかくトレーニング時間の確保が大変でしたが、毎日必死で充実していました。それでも続けてこられたのは、きちんと学ぶことと長期で考えていたからだと思います。自己流でやっていると不安もあって焦ってしまい、うまくいかないことが多かったです。またすぐに結果を求めるほど、苦しくなります。正しい方法を学び、長い目で見て続けることが大切だと感じています」
熊崎さんはトレーニングを続けながら、書籍などで知識を学びながら資格を取得するまでに至り、現在はその知識と経験を生かしてパーソナルトレーナーとして活動している。
身体の変化でいえば、熊崎さんは肩を得意部位として挙げる。実は元々は弱点部位で、なかなか効かせられなかったという。しかし、だからこそ身体について学び、自身の身体に向き合い続けた。
「肩は元々弱点部位でなかなか発達しなかったですね。なので解剖学や姿勢の意識などを気にするようになり、徐々に肩が発達するようになりました。今では得意部位になってます。苦手な部位は、自分に合ったやり方に変えていけば、感覚が良くなってきて自分のなりたい身体になれると思っています」
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
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取材・文:柳瀬康宏 写真提供:熊崎佳子さん
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。










