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「痩せる詐欺」と言われた25歳が桃尻ボディに変化 出張続きでも「少しでもジムに行く!」習慣【筋トレビフォーアフター】

コロナ禍の運動不足をきっかけに始めた宅トレが、人生を変えた。あやか(25)さんは、かつて『万年ダイエッター』『痩せる詐欺』と言われていたというが、今では引き締まった腹筋と丸みのあるヒップをつくり上げ、フリーランスのパーソナルトレーナーとして活動している。会社員時代には全国出張が週2〜3回ある中でもトレーニングを継続し、ぼんやりした「痩せたい」を卒業。身体を変えた裏側には、明確な目標設定と、忙しくてもやめないためのシンプルな習慣があった。

【写真】あやかさんの丸く引き上がった桃尻と縦線腹筋(バックポーズを含む7枚)

あやかさん

左2019年、右2025年

「きっかけはコロナ禍でした。運動不足を解消しようとYouTubeを見ながら宅トレを始めると、少しずつ身体が変わっていくのが楽しくなってきたんです。2年ほど無理なく続けるうちに、さらに身体を変えたいという思いが強くなって、ジム通いを開始しました。そんなときに好きな筋トレYouTuberが大会に出場している姿に刺激を受け、『私も挑戦したい!』と思うようになって、本格的にダイエットへ取り組むようになりました」

ただ、それまでは思うように結果が出なかった時期も長かったという。あやかさんは当時を振り返り、「目標が曖昧だったことが上手くいかなかった理由だと思います。なんとなく痩せたい、夏までに痩せられたらいいな、くらいだったので、日々の行動もぼんやりしていました」と話す。

今の自分が当時の自分に声をかけるなら、「目標から逆算したら痩せられる。目標が明確で強烈であればあるほど、痩せられる」と伝えたいそうだ。

全国出張が週2〜3回でも筋トレを続けた「1回だけでもやる」習慣

身体を変えるために行ったのは、週3回程度のジムでのトレーニングだった。1回30〜60分ほどと決して長くはないが、社会人になったばかりで忙しかったからこそ、短時間で密度と強度を高めることを意識したという。

「大変だったのは、会社員時代の働き方との両立でした。当時は全国出張が週2〜3回あり、早朝から深夜まで働く日もありました。出張先でジムを探したり、ジム付きのホテルを選んだりして、トレーニング時間を少しでも確保するようにしていました。出張から戻ったあとも、『遅くなっても少しでもジムに行く!』と決めてやらない理由を作らないようにしていました。『1回だけでもやる。ジムに行ってすぐ帰ってもいいからやる』っていうマインドを持ち続けることが大事だと思います」

最初の一歩を小さくしておくことで、忙しい日でもゼロにしない。この考え方が、長く続ける土台になったようだ。

「大会に出るまで脂質の制限をしたことなかったですが、炭水化物を食べながら進められたことでストレスなく続けやすかったですね。1日の脂質量は40g以下を意識して、気付かないうちに脂質オーバーしやすい食品を避けながら調整していました。脂質は少量でもカロリーが増えやすいので、まずは『何をどれだけ食べたか』を把握していました」

こうした積み重ねの結果、見た目で大きく変わったと感じたのは腹筋とお尻だった。今までどんなに痩せても割れたことがなかった腹筋は、大会へ向けた減量の中で腹筋のラインが浮かび上がるまでに変化。さらに、垂れているのが悩みだったお尻も、筋トレによって全体のボリュームを出しながら高い位置へ引き上がった。

「以前は外食や食べ放題に行くと『もうダイエットは終わり!やめる!』と感じていましたが、今は『1回食べたくらいでは終わらない』と考えられるようになりました。知識がついたことで、短期的な失敗に振り回されなくなりましたね」

現在は、あやかさん自身が挑戦する姿を見せることで、周囲の人やフォロワーの希望や勇気になれたらという思いで競技を続けている。目標は、出場している『サマースタイルアワード』で日本一になること。明確な目標を持ち、忙しくても「1回だけでもやる」を積み重ねる。その姿勢こそが、『万年ダイエッター』からの脱却につながったのだろう。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材・文:柳瀬康宏 写真提供:あやか

執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。

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