減量はどんな人でもつらくなるときがある。それはトップ選手でも同じことだ。ちょっと心が弱くなったとき、もう少し頑張りたいとき――。そんな時期を支えてくれる必須アイテムを教えていただいた。
【体調管理編】【グルメ・サプリ編】【リカバリー編】と3回に分けてお伝えしていく。
本記事は1回目の【体調管理編】!
体調管理編
減量には欠かせない要素である食事や体重の管理。身体のコンディションをデータ化してくれるツールとして、どんなアイテムを使っているのだろう。
自作の体重管理表
「体重が落ちすぎないような工夫の一つでもあります」
川中健介
減量期は起床時とトレーニング前の1日2回、体重を測っています。体重を書くのは起床時のみ。自作の体重管理表に手書きでそのときの体重を記載し、大会当日までの体重変化をイメージしながら、朝の身支度を行っています。また、減量幅も少ないので体重が落ちすぎないようにしている工夫でもあります。体重の推移を見ながら、その日の食事内容を調整するようにしています。
川中健介(かわなか・けんすけ)
2023年IFBB世界選手権クラシックフィジークジュニア21~23歳以下優勝
川中健介選手からのメッセージ
マクロファクター(食事管理アプリ)
「食事管理は苦手でしたが入力がとてもスムーズです」
伊吹主税
去年の6月から鈴木雅さんの紹介で使用開始。食事を記録することが苦手だったのですが、自分が1日どれくらいのカロリーを摂っているのかを知りたかったので、意を決して始めました。アプリ内で出てこない食材がほぼありませんし、「毎回この時間はこちらの食べ物を食べています」と、予測の候補が出てくるのでめちゃくちゃスムーズに入力できます。健康に興味のある方ならおすすめです!
伊吹主税(いぶき・ちから)
2024年JBBFグランドチャンピオンシップス優勝
伊吹主税選手からのメッセージ
Ouraリング
「1日中付けていられるので正確な測定ができます」
手島祐
疲労は体感として現れてからでは遅いと思っています。これは、コンディションや睡眠の質、消費カロリー、心拍数、ストレスの具合を数値で管理できるアイテムです。常に良いコンディションでトレーニングが行えます。今まで体感頼りになっていたものが、数値ではっきり分かるのが良いですね。指輪タイプなのでトレーニング中も邪魔にならず、ずっと付けていても負担になりません。
手島祐(てしま・ゆう)
2024年IFBBアジアチャンピオンシップスメンズフィジーク170cm以下級優勝
手島祐選手からのメッセージ
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取材・文:小笠拡子 大会写真:中島康介、中原義史EastLabsPhotoTeam Web構成:中村聡美